テーマパークダンサー。
それは子どもの頃に見た、華やかなパレードで舞い踊るキラめいた人たち。
子どもだけでなく大人をも虜にする動きで感動を誘います。
キャラクターやイルミネーションとともにショーやパレードを盛り上げる、なくてはならない存在ですよね。
あんな人になりたい。
人に夢を与えられる、感動を与えられる人間になりたい。
そう志す人はたくさんいます。憧れちゃいますよね。
でも、本当になれるのはその中の一握り。
どうやったらあんなダンサーになれるの?
今からでもなれるの?
お給料や福利厚生はどうなってるの?
今からテーマパークダンサーを目指すあなたに、謎めいた実態を調べてみました。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<テーマパークのダンサーの給料>どうやってテーマパークダンサーになるの?
仕事を探す時、あなたはどうやって探しますか?
ハローワーク?求人雑誌?人づて?
実は、どこのテーマパークもHPに募集情報が載っていることがほとんどです。
通年募集しているところもあれば、春などの一定期間に募集するところも。
あと、他に募集媒体としては、ダンススクールに募集通知がでることもあります。
ダンススクールはダンスの経験者しかいませんし、一定のダンスレベルが見込めるからですね。
そのため、ダンススクールに通っているダンサー志望者が多くいます。
テーマパークダンサー専門のスクールもあるくらいです。
人気があるテーマパークであればあるほど、狭き門なため、「ダンスは未経験だけど、やってみたいなー」という方は、まずは経験を積むことから始めましょう。
<テーマパークのダンサーの給料>ぶっちゃけ給料はいくら?
HPの募集要項に明記してあるところもあれば、能力に応じてなどぼかしてあるところ、記載自体がなかったところもあり、と色々です。
現在HPに明記してあったのは、
東京ディズニーリゾート(千葉県)は時給1,300円~。
ひらかたパーク(大阪府)は時給910円~。
ちなみに大阪府の最低時給は909円でした。
さすがに最大手のディズニーは高め時給ですが、ひらかたパークは、まさかのほぼ最低時給という結果に。
・ユニバーサルスタジオジャパン
・サンリオピューロランド
・ハーモニーランド
・長崎ハウステンボス
は能力に応じるか、記載なしでした。
案外オープンにされているところは少なく、具体的な時給はほとんどわかりませんでした。
募集時にはわかるかもしれません。
ですが、過去に働いたことのあるダンサーさんの口コミなどで推察する限り、やはり想像通り薄給なのは間違いなさそうです。
大手はそれぞれのパーク内での転職も結構あるようなので、そう大きくは変わらないかと。
大手であればあるほど福利厚生はしっかりしています。応募の際は要チェックですね。
<テーマパークのダンサーの給料>テーマパークダンサーの応募条件
どのテーマパークダンサーの応募条件も共通する項目としては「ダンス経験」があります。
特に調べた中で有名だったのは、最大手のディズニーだと、まずは「バレエ」が基本として「ジャズ」「ヒップホップ」などの他ジャンルの経験者であることがほぼ最低条件ということでした。
テーマパーク専門のダンススクールの講師陣には、実際にディズニーなどでショーやパレードで活躍されているダンサーが多くいます(過去も現役も)。
経歴を見てみると…
3歳~10歳くらいでクラシックバレエを始めて、その後ジャズダンスなど他ジャンルのダンスも始めた人が圧倒的に多いです。
年齢制限については18歳以上とするところがほとんどでした。
中には高校生OKなパークもあるので、学生の頃から応募可能なら、早くからチャレンジできますね。
社会人でも応募はもちろん可能です。
過去に目指していて、今でもダンスは続けているなんて方などは、まだ十分チャンスありかもしれません。
ただ、受かった場合は、今の仕事と掛け持ちは難しいかもしれませんので、そこは覚悟して応募しましょう。
契約期間(1年未満)が決まっているものもあれば、長期での募集もあります。
合格しても「安定した職業」とはとても言えなさそうですね。
そして体力や持久力も問われるため、いつまでも現役というのも難しいです。
身長制限については「168~185cmの方」など書いてあるところもありますが、背は高すぎず低すぎなければよいようです。
というのも、衣装が入らないと困るためです。
あとは、期間限定のショーや特別な配役等で、身長が応募条件に加わることもあります。
<テーマパークのダンサーの給料>オーディションはどんな感じ?
まずはエントリーシートや履歴書の1次審査があります。
書類選考をパスした人だけが2次審査へ参加することができます。
2次審査はダンス、歌唱、面接などが行われ、そのテーマパークのダンス基準を満たしているか?相応しいか?を判定されます。
ダンスの基礎がきちんとできていることは最低条件です。
それプラス、体力や見た目の美しさ、その人のセンスや表現力、ダンスの幅などが明暗を分けるわけです。
場所は近くの会場で行われることが多いようです。
ちなみにテーマパークダンサー専門スクールも、パーク近くに点在していますよ。
<テーマパークのダンサーの給料>ダンサーに向いている人って?
ダンサーは人に感動を与える仕事です。
自らの肉体やその動きが見る人を魅了します。
そのため、自己管理(体型や健康状態)ができることは必須です。
狭き門なので、ライバルは常に多くいます。
気弱な性格では長くは持ちません。
決して今の自分に満足しすぎず、鍛錬を怠らず、プロ意識が高い一握りの人だけがなれる職業です。
ストイックな人は向いていますね。
なれたとしても同年代の年収には及ばない人がほとんど。
それでもダンサーという仕事に誇りを持ち続けられる人は強いでしょう。
逆にそのくらいの覚悟がないと、ダンサーになるのは難しいとも言えますね。
まとめ
・応募方法はHPやダンススクールに告知される
・給料は最低時給~ちょっと上乗せした程度
・18歳以上の「バレエ」「ジャズ」経験者は最低条件
・書類&実技のオーディションあり
・向いているのはストイックな向上心とド根性
ダンス初心者や未経験者には厳しい結果となりました。
ですが、これが今のテーマパークダンサーの実情です。
諦めない心と不屈の向上心があれば、誰にだってチャンスは生まれます。
この記事を読んで「じゃあ自分はこれからだ!」と意気込むあなたへ…応援しています!!