大切な我が家に雑草が生える、そんなシチュエーションを人ごとと思っていませんか?
自分の家には庭が無いのだからガーデニング・家庭菜園とは無縁。
一見、そう思えてしまうかもしれません。
しかし、目に見えない花粉やPM2.5のように、草花の種子というのは私達の回りを自然と舞っているものなのです。
我が家に飛んでくると厄介な「黄砂」。
それにも当然、種子が含まれている可能性があります。
ですので、幸い今は雑草と縁が無くとも、いつだって我が家に雑草の種が引っ越してくる可能性はあるという事。
その中でも今回は「ベランダ」にも飛んでくる種子達。
そして、それが排水溝という隅っこにそのまま住みついてしまわないように。もしくは、既に住みついてしまった際の対処法、というのを今一度、見なおしてみませんか?という内容でお届けしたいと思います。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
ベランダの排水溝にも雑草は生える
恥ずかしながら私も、まさかベランダに雑草が生えるという事を長年知らずに生きていました。
花をプランターで育てる事が趣味の1つでもあるのに、プランターの外に関してはあまり意識を向けていなかったんです。
「まさか」という場所に雑草がすくすくと育つという事を知った時、ふと頭に「…ど根性○○」という言葉が浮かびましたね。
覚えているでしょうか。
何年か前に、道端のコンクリートから野菜が生えている姿にスポットを当てたニュースが話題になった事を。
その姿には雨風にも負けずに一生懸命育つひたむきさが微笑ましくも思えたものでした。
しかしそれは一度きりではなく、野菜・果物の種類を変えて幾度か「ど根性○○」としてテレビに登場しました。
つまり、今思えば全くレアではないという事。
植物の育つ環境とマッチしてしまえば、我が家だって「ど根性雑草」の住み家となってしまうんです。
その中で「排水溝」というのは雑草の種子達にとって、芽生えるのに最適な場所なんです。
排水溝は、雨水・エアコンの室外機など「水」の通り道です。
そこと種子とが組み合わさってしまうと、いとも簡単に雑草が育つ環境が完成しちゃうのです。
<ベランダの排水溝に雑草が・・>ど根性雑草がもたらす影響とは?
最近では台風が上陸する回数も増えて来ていますよね。
日々吹く風にすらも種子は舞いながらやって来るので、台風後は特に要注意とも言えます。
私も以前そうだったように、もしかしたらベランダ掃除というものを疎かにされがちな方も居るのではないでしょうか。
しかし、そのまま「今度で良いか」と放置し続けてしまうと、排水溝からの水分を栄養として、成長した雑草といつの間にか家族となっているかもしれません。
そして、ベランダの排水溝に芽生えてしまうと「虫の到来」「排水の不具合」「ストレス」という宜しくない影響をももたらしてしまうかもしれないのです。
2-1.虫の到来
植物と昆虫は仲良しです。
雑草程度のものに虫なんて、と思われる方もいるかもしれません。
しかし虫が苦手な方にとっては、ちょっとでも大事件となりえる事。
虫を避ける為に植物栽培を避けているからと思っていても、「たかが排水溝」と疎かにしてしまうと、大敵が遊びに来てしまうので要注意です。
2-2.排水の不具合
生えたならすぐに引っこ抜いてしまえば良い、と思ってしまうかもしれません。
けれども根を張って成長してきた雑草の生命力というのは侮ってはいけません。
引っこ抜こうとした際に、ブチっと途中で切れてしまうと、雑草の根っこは生きたままです。
そして、見える部分だけを無くしてスッキリした気持ちでいると、見えない排水溝の内部で成長をすくすくと続けているかもしれません。
その図太い雑草の生命力が原因で、排水溝が腐り、雨漏りの原因ともなってしまう事が厄介なのです。
2-3.「ストレス」
上に挙げた2つの事も含め、雑草による精神ストレスというのも、笑い事ではありません。
家事や仕事や子育てにと、毎日の生活の中でも小さなストレスというのは溜まっています。
そこに、「まさか雑草如きに…」新たなイライラをもたらせられたくはありませんよね。
次の見出しで詳しくは書いていきますが、対処の仕方によってもそのストレスが悪化してしまう事となります。
なので、正しい対処法と予め未然に防ぐ方法というのを心得ておくのもとても重要なんです。
ベランダの排水溝に雑草を生やさない! 「対処法・防御法」を知っておこう!
「持ち家・借家(アパート・マンション含)」によっても対処が変わってきます。
一軒家等の自身の所有地であれば、言ってしまえば好き勝手に雑草駆除をされても構いません。
それによって例え失敗してしまったとしても、誰も文句は言わないからです。
しかし、アパート等の借家でしたり共同住まいのマンションのような場所ですと、自身で勝手に対処してしまうと面倒事に繋がってしまう事もあります。
ですので、「対処法・未然の防御法」を知っておく事は大切です。
3-1.雑草駆除の「対処法」
まず、勝手な判断は避けましょう。
ホームセンター等で、簡単に雑草を駆除する薬剤というのは手に入ります。
けれども、それを使ってしまって良いものか、共同住まいの場合は大家さんなり不動産に確認の電話をしてみる事をオススメします。
住むに当たって、資料等でそういったルール記載があるのなら、それで確認するのも1つ。でも、自己判断でやってしまった事が宜しくない結果をもたらした時に、修繕費用等を請求されたくありませんよね。
そうならない為にも、「雑草の駆除はどうしたら…」とまずは問い合わせてみる事というのは自己防衛にも繋がります。
業者さんの手配をしてくれるかもしれませんし、やっぱり自分で処理する事を勧められるかもしれません。
どっちにしろ、ワンクッション置いてから取り掛かっても遅くはないはずですよ。
実際に駆除をするに当たって、ネット情報の1つに「塩プラス熱湯」のような組み合わせで、雑草を枯らしてしまおう、というものがあるのですが、それにはSTOPと言いたいです。
なぜなら、植物は枯れてくれると思いますが、塩害として排水管等に悪影響をもたらしかねないからです。
ならば熱湯のみなら?とも思うのですが、雑草を根絶やしにするには、なかなか難しいようです。
そうなると除草剤となってしまうのですが、そういった薬剤に対して、あまり使いたくない気持ちも働きますよね。
でも、今は体に悪くない除草剤というものも豊富で、「お酢・米ぬか」のような成分を利用したものもあるんです。
自分で処理をする事になった場合は、駆除出来れば何でも良いや!ではなく、品質もきちんと調べてから実行に移せば神経質にならずとも大丈夫かと思います。
3-2.未然の防御
私にも当てはまるベランダでのプランター栽培。
それを趣味とする場合には、散った花や枯れ草等を落下したまま放置しない事も大切。
そして、水掛けも頻繁にするので、大ざっぱに水しぶきを散らしてしまった場合は雑巾等で床を拭くのも未然に防ぐ1つの術です。
飛んでくるだけでも、可能性があるのに、ましてや自ら種を撒いてしまうなんて事は避けたいですよね。
そして未然に防ぐ必殺技としては、ベランダの排水溝部分にもガードを施す!という事をオススメします。
台所やお風呂の排水溝にも、ゴミが詰まらないように付けますよね?
それと同じ事をしておくだけでも、防御となりますよ!
まとめ
・庭だけじゃく、ベランダにも「ど根性雑草」が住みつく可能性がある!
・せっせと根を張った雑草達は悪影響をもたらす
・まだ遭遇していない人も、「対処法・防御法」を知って備える事!
少し前と比べても台風の回数というのは増えていて、威力も上がっている気がします。
今はまだ、雑草の悲劇に見舞われていなくとも、「備えあれば憂いなし」ですからね。
地震・台風等の自然災害に備える事と同じように、「たかが雑草」という考えを「されど雑草」と思い、侮らない事も大事かもしれません。