巷では「米プラスα」のような、白米だけを摂取するよりも「雑穀・五穀」を加えて摂取する事の方が体に良いと耳にします。
しかし、赤ちゃんを育てる時期、「母乳」を与える立ち場となれば注意が必要なんです。
少し話は逸れてしまいますが、ハチミツは1歳未満の赤ちゃんに与えてはいけない、と言われていますよね。
けれども、看護師さんの話によると、母親が摂取する分には大丈夫なのだそうです。(もちろん、念の為に避けるに越した事はありません。)
けれども、食べ物によっては母乳に悪影響が出てしまうものもあるんです。
少し紛らわしいのですが、白米にプラスするのなら「雑穀」は避け「五穀」を摂取すべき、という話もあります。
そこを踏まえて今回は、じゃあ白米よりも五穀米を摂取すべきなのか?といった事も含め、「母乳に良い影響をもたらすもの」、そうでないものの知識というのを同じ女性として書いていきたいと思います。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<五穀米の母乳への影響>まずは雑穀米と五穀米の区別から
雑穀とは
「お米(白米)・麦(大、小)」を抜いた穀物、豆類を含めて「雑穀」と呼ばれています。
しかし、絶対という基準はないようで、日本の場合は麦も含められている事も多いみたいです。
となると、麦アレルギーの面では注意が必要となります。
なにより20種を超える程の豊富な雑穀の中には「蕎麦・ごま」も含まれています。
他にもナタネ・エゴマのような油の元となる種子も雑穀に含まれます。
油というのは摂取量によっては、母乳の通り道である「乳腺」を詰まらせる原因があるとされています。
種類が多いだけに、それらの中には様々なアレルギーの可能性は潜んでいるのは仕方がありません。
(※ハトムギも雑穀に含まれる。麦とは別ものだけれど、遺伝子としては近いので、麦アレルギーの方は避けた方が良いです。)
五穀とは
「マメ・アワ・キビ」に「イネ(米)」、そして「ムギ」を合わせてたものが五穀とされています。
マメには種類がありますし、その中のどれかを「ヒエ」に変えたりと、必ずしも中身が同じと決まっているわけではありません。
米と合わせて、5つの種類を合わせたものをそう呼ぶようです。
栄養の面では、雑穀も五穀も素晴らしいのだと思います。
けれども、アレルギーやアトピーというのを考えると、雑穀は五穀よりも少しリスクが高いのかもしれません。
そして、五穀だからOKという事でもないのかな、というのが個人的な考えです。
赤ちゃんの為の栄養!と思っても、それが原因となって何かの要因となってしまうこともゼロではないそうですから。
<五穀米の母乳への影響>五穀米と白米、母乳に良いのは?
白米
白米に関しては、ダイエットの中における先入観が強い気もします。
白米は「敵」、玄米は「味方」のような扱いをされていますからね。
けれども、実際は食べる量が大事という事で、白米を食べたから太った、という事ではないんですよね。
玄米は便通が良いものと思っていると、むしろ食べ過ぎると逆に便秘に陥りやすくもなるようです。
そして、母乳が作られすぎて詰まってしまうという作用もあるとの事。
母乳が出ない事も悩みではありますが、出過ぎると胸が張ってしまいます。
出産経験の無い方も、生理中に胸が張ってしまう事はありませんか?
私自身がそういう体質なのですが、胸が張るのは、ストレスなんです。
そして、白米の中でも「もち米(餅・おこわ)」というのは避けた方が良いようです。
ご年配の方の意見では「餅は、母乳を作ってくれる」といった知恵があるようですが、今はその考えは見直されています。
むしろ「乳腺の流れの滞り」、胸の張りの原因とされています。
その影響で母乳がドロっとしてしまう人もいるそうです。
シンプルに白米を摂取するのはOKなのですが、もち米には注意が必要ですね。
そもそも赤ちゃんの栄養源である母乳は、お母さんの血液が源です。
それを考え、母乳に悪影響と言われる「カロリーの摂りすぎ・アルコール・カフェイン・脂質」というのを避ければ、白米そのものに母乳へのマイナス効果といったものはないようです。
五穀米
イネ→炭水化物・水分・タンパク質
ムギ→カリウム・カルシウム
アワ→ビタミンB
キビ→マグネシウム
ヒエ→食物繊維
マメ→ビタミンB・ミネラル
白米よりも五穀米の良い点を挙げるのなら、白米だけで補えない栄養成分を摂取出来る点です。
「マグネシウム(鉄)・カルシウム・ビタミン・ミネラル」といったものは、授乳の次期にお母さんが摂取しておきたい栄養でもあります。
他のおかず類でその栄養を補えれば白米のみでも大差はありませんが、サラサラとした良い母乳を作る効果として「五穀」を推している方も多いようです。
まとめ
・授乳時に摂取するなら雑穀米より「五穀米」を選ぶべき!
・「五穀米」も良いけれど、「白米」と母乳の相性だって悪くは無い!
どんな食べ物にもアレルギーというのはあります。
なので、あまり神経質なる事もないでしょう。
あなたの体質に合わせて、徐々に調整していく事もまた1つです。
世の中には沢山の「母乳と○○!」のような、これを食べれば完璧!と言わんばかりの情報が溢れています。
しかし、どれも100%といったものではない。ですので、その全てを鵜呑みにせず、病院の先生や身近な人と相談しながら取り組んでいくのも大切です。
きっと「良い母乳を」というあなたの愛情は、赤ちゃんに届くはずです^^