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赤ちゃんを丸刈り、髪質の為? 本当に効果あるの?

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「生まれて来た赤ちゃんの髪の毛を、丸刈りにすれば髪質が輝く!」という噂が巷では昔々から流れているのだとか。

しかし、自分の赤ちゃん時代の写真、というのを遡ってみたのですが、私の赤ちゃん時代に「丸刈り歴」というのは見当たりません。

そして、その噂自体も、つい最近まで耳にした事が無かったんです。

もしその噂が本当ならば、私も赤ちゃんの頃にその「行い」をしてもらえていたのなら、憧れのサラサラストレートのような髪質になれたのかな、と頭の中にちょっとだけ過ぎってしまいましたね。

そんな不可思議な豆知識を知ったら興味が沸いたもので、幸いなことに知人に美容師というのも居たりするわけで、自分なりに調べてみたんです。

今回は、そんな下調べをもって「赤ちゃんの丸刈りは、今後の髪質の為にもするべき?」という謎の「嘘・本当」について、書いていきたいと思います。

<赤ちゃんを丸刈り、髪質の為?> 昔の人は信じていた

まず、美容師の専門学校を出て、今現在もその道へと就いて働き続けている知人の話によれば、「それね、嘘だよ」との事。

人によっては、髪質が良くなったと思ってしまう人も居るそうなのですが、それは「切った事によって毛並びが良く見える」もしくは「成長過程によるもの」であり、どうやら錯覚のようなのです。

中には、逆に「そのおかげで…髪質が悪くなった」と思う人も居るそうですが。

そして、わざわざ丸刈りにせずとも、赤ちゃんの髪の毛というのは生まれて来てから1度全て抜けて、新しく生え換わるとの事。

何にしろ、赤ちゃんの肌はデリケートとも言われますし、1歳2歳と少し成長してからならまだしも、「赤ちゃん」と呼べる年齢の子にバリカンなどを使うのは、万が一にも頭皮に傷ついてしまうのでは、と素人ながらも躊躇心を感じます。

この事以外にも、昔からの言い伝えの中には「信憑性のないもの」は多いですよね。

今は研究機関も整っているので、1つ1つの事を「嘘か実か」白黒を付ける事も可能ですが、昔は伝承される事に対して、疑いを持たずに「…洗脳」ではありませんが、信じてしまっていたように思えます。

まだ医学が乏しい時代、「戦国時代のケガの治療法」というのを本で読んだ事があるのですが、恐ろしい程に真似したくないな、という感想を持ってしまったものです。

とは言っても、絶対に剃るのをオススメしないという事でもありません。

髪の毛の質を改善する為、という理由ではなく、「これから、この子が健やかに育ちますように」という思いを込めて行う、というのなら良いのだと思います。

仏門に入る時に髪の毛を剃髪するのと同じような姿で願い出る気持ち、のようなもので赤ちゃんを丸刈りするのでしたら、それはご家庭で決めるべきと思うからです。

<赤ちゃんを丸刈り、髪質の為?> 髪の毛が生えたまま生まれてくるのは何故か

生まれてくる赤ちゃんによって、髪の毛が多く生えて生まれてくる子や、あまり生えずに生まれてくる子も居て様々ですよね。

赤ちゃんという存在は、ツルンとした姿で誕生してくるようなイメージも浮かびそうですが、お母さんの体内に居る「胎児」の時から、体内で頭を守る役目として髪の毛は生えているとの事。

私達は大人になるにつれて体毛を「ムダ毛」として剃りますが、本来は肌を守る為に生えてくるものでもありますしね。

かといって、ボーボーで生きていく度胸は私には無いのですが(笑)。

赤ちゃんの産毛というのも、濃さはその子によって違いますが、肌のダメージを守るために存在するわけです。

「意味があって、そのような姿で生まれてくる」という事。

生まれてきてからも、赤ちゃんは寝返りをうったり、段々とヤンチャに動き出しもします。

そのような時に、その髪の毛は赤ちゃんの頭をヘルメットのように守ってくれる役目もあるわけです。

安易に剃ってしまった事により、肌荒れが起きてしまったり、頭に直接ケガをしてしまう事になってしまうのも避けたいですよね。

そして美容師の知人が言うには、髪質はストレートなりフンワリなり、ヘアーサロンでパーマをかけてもらわない限り、本来持っている髪質を変える事は出来ない、との事。

余談として、少し。

丸刈りをしていない私と旦那を例に挙げると、まず私の髪質は、小さい時から成長期まで軽度の癖っ毛にあまり変化がないのですが、旦那は小さい時はサラサラヘアーでキューティクルも綺麗な姿で写真に映っているのに、今は天パまではいかずとも、癖っ毛ですよ?

<赤ちゃんを丸刈り、髪質の為?> イマドキは、オシャレの為に

年々思っているのですが、今の時代の子供達というのは赤ちゃんすらもオシャレですよね。

自分の園児や小学生の時の姿と比べても、ママさん達のオシャレ意識が高いのか、子供達にもきちんと受け継がれているのが目に見える気がします。

巷では、昔々の伝承のように「赤ちゃんを丸刈り」というものではなく、「健やかに…」という願いでも無く、「赤ちゃんのオシャレの為に!」という目的で、少し刈った「ナチュラルなモヒカン」のようなヘアースタイルにするママさんというのも増えているようですよ。

つまり、時代は「オシャレにソフト丸刈りを!」という事のようですね。

まとめ

・赤ちゃんの「丸刈り論」は日本昔話!

・胎児の髪の毛はムダに生えているわけではない!

・「ソフトに刈る」のが主流の時代!

自分の親がそうでなくとも、旦那さん側のご両親だったり、ご年配の方の中には未だに「赤ちゃんは1度丸刈りをするべき」という事を信じているかもしれません。

そんな時に、赤ちゃんの為にも「科学的に根拠の無いもの」と言える母の勇気も時には必要です。

しかし、主張の強い相手の時には、間をとって「ソフトに刈る」という事も1つの突破口として使ってみて下さいね^^

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