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牡蠣の母乳への影響は? 食べすぎによる害はあるの?

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寒くなってくると牡蠣が食べたくなりますよね。

栄養豊富や「あたる」ことでも有名なので、好き嫌いはかなりハッキリしている食材でもあります。

私も大好きなのですが、0歳の息子を母乳で育てている冬に、「あれ、牡蠣って母乳に影響ないのかな?」と心配になったんです。

なんとなく心配…というママも多いのではないでしょうか。

そこで・・・

そもそも牡蠣の栄養や食べすぎによる害はあるのか?

火を通せばOKなのか?

食べたものは母乳や赤ちゃんに影響があるのか?

などについて、ご紹介します。

 

※当ブログでは、以下記事も紹介しています。

五穀米の母乳への影響は? ママが知っておきたい知識

キムチ鍋の母乳への影響は? 産後しばらくは我慢すべき?

牡蠣にあたらない血液型はあるの? 気になる噂を徹底分析

<牡蠣の母乳への影響> 「海のミルク」牡蠣の栄養素や食べすぎの害

その二つ名が示す理由は2つ。

良質なタンパク質、ミネラル、ビタミン、グリコーゲンなどの多種の栄養を含むことと、身が乳白色ということからです。

身体に良いということはわかっていても、具体的に何が良いのかご存知ない方も多いです。

牡蠣の主な栄養素は以下。

 

・亜鉛

牡蠣は、食品随一とも言われる亜鉛を含んでいます。

新陳代謝やエネルギー代謝など、体内の働きを助けてくれます。亜鉛が不足すると、髪の毛や肌トラブルが起きたり、味覚障害が起きたり、免疫力が低下したり、子どもの背が伸びなくなったり…そして残念ながら日本人はほとんどの人が亜鉛不足です。

ちなみに体内で作り出すことができません。

 

・鉄分

鉄分は赤血球の材料です。

母乳で、その名の通り赤ちゃんに血を分けているママは貧血になりがち。

補ってあげたい成分のひとつです。

 

・ビタミンB12

こちらも貧血を防いでくれる栄養素です。

神経系の働きを正常に保ってくれるので、欠かせない栄養素ですが、野菜などからは摂れません。

ただ、亜鉛は摂りすぎるとめまいや頭痛、発熱や嘔吐、全身のだるさなどを引き起こします。

亜鉛の1日の推奨量は牡蠣で言うと4~5個。許容上限はは1日12個まで。

それ以上は人によっては過剰摂取症状がでることも。

免疫力が低下している状態は、よりあたりやすいので産後は特に食べすぎ注意です。

<牡蠣の母乳への影響> 生牡蠣は絶対NG?

あたることでも有名な牡蠣。

私も妊娠中は牡蠣を食べないように周りから言われていました。

これは牡蠣だけではなく、生魚も同様です。

なぜかといえば、「あたる」ことへの対策だからです。

赤ちゃんを育てるため、栄養が必要な産後。

生牡蠣はただでさえあたりやすい食材です。

もし授乳中のママがあたったら、栄養をとるどころではなくなってしまい危険ですよね。

赤ちゃんのお世話どころではなくなってしまうし、何よりろくな栄養も摂れなくなってしまいます

ですので「生牡蠣はNG」です。

<牡蠣の母乳への影響> 加熱処理した牡蠣はOKなの?

あたらなければいいということは、加熱すればいいのか?

その通りです。

牡蠣は生だけではなく、焼き牡蠣、カキフライや土手鍋、牡蠣の混ぜご飯やガーリック焼きなど様々なレシピでおいしくいただけます。

牡蠣があたる理由は大きく3種類です。

・貝毒
・細菌(腸炎ビブリオ、大腸菌など)
・ウイルス(ノロウイルスなど)
・アレルギー

牡蠣アレルギーを持っている場合、食あたりをおこします。

アナフィラキシーショックも怖いので、該当者は避けましょう。

牡蠣によるノロウイルスは一時かなりニュースになりましたね。

アレルギー以外に関しては、牡蠣が海で生活することで、身体に少しずつ取り込み濃縮していくため、それを食べた人が食中毒になるという流れです。

これらの要因は貝毒を除き、中心まで十分に加熱する(めやすとして85℃以上を1分間以上)ことで避けられます

貝毒は加熱では無毒化できないため、どうしようもありません

しかし現在は貝毒対策として、牡蠣に含まれる毒は定期的に検査されています。

つまり、購入した牡蠣は加熱さえしっかりしていればあたる確率は限りなく低いということです。

とはいえ、もちろん100%安心というわけではないので、食べるかどうかは自己責任になります。

<牡蠣の母乳への影響> 母乳と赤ちゃんへの影響はどうか

結局一番ママが気になるのは、「牡蠣を食べた時の母乳への影響」ですよね。

例えば、コーヒーを飲んだママが授乳すると、コーヒーに含まれるカフェインが母乳に交じる(ママが摂取する1%前後)ので、カフェインに敏感な赤ちゃんは夜寝なくなったり情緒不安定になったりするなどです。

牡蠣は、コーヒーのカフェインのような作用は特にありません

成人女性の亜鉛推薦摂取量から考えると4~5個で十分です。

これ以上食べたからといって即ダメなわけではありません。

どちらかというと亜鉛は現代人に不足しがちな栄養素なため、あまり気にしないでよいでしょう。

しいて言うなら、牡蠣食べ放題などでたくさん食べるよりは、毎日数個食べるくらいが体のためにはいいですよ。

亜鉛は赤ちゃんにとってもママにとっても重要な栄養素。

造血作用もあるので、母乳をつくるママも積極的に摂りたいですね!(母乳は血液なので)

また、消化や吸収を助ける酵素を作ったり、働きを助けてくれます。

赤ちゃんのおむつかぶれや子どもの低身長の原因となっている場合もあるので、見逃せないですよね。

ママが食べた食事をそのまま赤ちゃんが飲むわけではないので、適度な量で加熱してあれば、授乳中のママにはぜひ食べてほしい食材です。

まとめ

・「海のミルク」はダテじゃない!5個で十分!

・生牡蠣はあたったら大変なのでNG

・加熱すればほぼOK!85℃以上で1分以上!

・母乳には影響なし!むしろ親子ともに摂ってほしい食材

牡蠣は、授乳中のママにオススメできる栄養食材です。

赤ちゃんにとっても必要な栄養素をたくさん含んでいます。

日々の健康管理と加熱処理をしっかりすれば、美味しくて最高な食べ物なので、ぜひ安心して食べてくださいね^^

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