クルマ好きな人はご存知でしょう、マツダのロードスター。
実用性とか機能性を重視するというよりも、「クルマが趣味」な人向けの車ですよね。
正直車内は狭いし、燃費も良いとは言えないです。
でも、それだけに愛着やこだわりを持って乗っている人が多いです。
しかし冬、特に雪道はどうでしょうか。
ロードスターは、オープンタイプのライトウエイトスポーツカーです。
オープンカーやスポーツカーはもろに向いていなさそうですよね…。
結局どんなところが雪道に向いていないのか?対処法はないのか?などをご紹介します。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<雪道をロードスターで?> マツダのロードスターとは?
1989年5月にアメリカで、9月には日本で発売された2人乗り中小型オープンカーです。
マツダが発売し、スポーツカーではまさかの大ヒットとなりました。
初代 NA系(1989~1997)、2代目 NB系(1998-2005)、3代目 NC系(2005~2015)、現行の4代目 ND系(2015~)と3回のフルモデルチェンジをしており、30年間変わりながらも多くのクルマ好きから愛されている車です。
ただ、スポーツカーや2人乗りといった特徴は現在の流行りとは異なり(今は車内空間が広めの燃費が良い軽が人気)、誰もかれもが乗る車ではありません。
つまり、ロードスターに乗っている人は、流行りとは関係なく「俺はロードスターが好きだ!!」というしっかりしたこだわりがある人だと言えるでしょう。
<雪道をロードスターで?> ロードスターが雪道には向いていない4つの理由
何となく向いていなさそう…とは思っていましたが、具体的な理由を見ていきましょう。
・寒いから
当たり前ですが、オープンタイプは寒いです。
幌を付けてもしょせんは幌です。
普通の車のようにはいきません。
・軽いから
雪道の走行では重いほど走破性が上がります。
特にロードスターのようなFR(フロントエンジン・後輪駆動)車は駆動輪側にエンジンの荷重があまりかからないため、軽いのです。
軽いということは浮きやすい、つまり走破性は低くなります。
滑りやすい道では、どっしりした方が進みやすい感じしますよね。
・滑りやすいから
前述したようにFRだと、駆動輪である後輪側には荷重が小さいため、グリップが効かず滑りやすいのです。
よく比較されるFF、つまりフロントエンジンの前輪駆動だと、駆動輪である前輪側にエンジンの荷重がかかるため、雪道のような悪路でも進みやすいです。
・車高(最低地上高)が低いから
スポーツカーも色々ですが、ロードスターはその中でも車高が低めです。
つまり、雪が積もると駐車場からでることも、もちろん走行もできません。
元々車高は低めですが、さらに下げている人も結構いるので、ここも要注意です。
<雪道をロードスターで?> それでも走りたい場合は4つの対応策で
オススメできない理由をあげてはみましたが、それでもやっぱり愛しいロードスターで走りたいですよね…!
どうしたら雪道を安全に楽しく走れるのか?
前項の理由に対し、それぞれ対応策をご紹介します!!
・幌は寒い→実は解消できる!
1・2代目は幌(ソフトトップ)ですが、DHT(デタッチャブルハードトップ)という固定式の屋根がオプションで付けられます。
ただしこのDHTの弱点はつけたいときに付け替えられないこと。
そのことを踏まえて生まれたのが、3代目の途中2006年8月に発売されたRHT(リトラクタブルハードトップ)。
ボタン一つでハードトップの開閉ができてしまうという快適さです。
現行の4代目はさらに優雅なファストバックデザインとなっています。
オープンとクローズ、どちらの良さも兼ね備えているため、これならソフトトップより暖かいですよね!!
ソフトトップの良さももちろんたくさんありますが、雪道においてはやはりハードトップをチョイスしましょう。
・軽いから→重くする方法がある!
実は簡単な方法があります。
とにかく後ろ側に荷重を大きくすればいいので、トランクに荷物を積む、ガソリンは満タンにする(ガソリンタンクは後方にある為)などでもOK!
雪道走行前にガソリン満タンは、ガス欠防止はもちろんですが、走破性においても効果的ですよ!!
・滑りやすいから→スノータイヤ(スタッドレスタイヤ)と空気圧注意!
重くすれば滑りにくくもなりますが、グリップ力を上げるためにはスノータイヤは必須です。
意外かもしれませんが、空気圧が少ないと地面との接地面積が増えるので、滑りやすくなります。
つまり、スノータイヤに替えて、適切な空気圧にしておくだけで滑りにくくなります!
・車高が低い→せめて下げない
クルマをいじるのは楽しいですし、車高が高いとカッコ悪いと思うかもしれません。
でもただでさえ高くはないロードスター。
安全のため、せめて標準の高さで我慢しましょう(雪の間だけでも)。
まとめ
・ロードスターはクルマ好きに根強い人気のスポーツカー
・寒い、軽い、滑る、車高の高さが雪道に向かない理由
・意外と簡単!どの理由もちょっとした心がけと工夫で改善できる
ロードスターは日々変化を続け、クルマ好きを魅了し続けています。
それは雪道であっても変わりませんよね。
特性や対応策をしっかり把握していれば、安全に楽しく走行することが可能です!!
では、ロードスターでよいスノードライブを。