私は大の歴史好きです。
結婚する前から城巡りや歴史地目的で都道府県を観光していたりもするのですが、同じ趣味繋がりの知り合いの中には1,2歳の赤ちゃんを連れてファミリーで京都や奈良や会津という風情を巡る旅行をしています。
しかしそんな私でも真似出来ない事をサラッとやっている友人がいたりもするんです。
今回は、その友人もファミリーで訪れた「銀閣寺」だったり、もう日本の名所尽くしとも言える京都という場所においての赤ちゃん連れの過ごし方というのを、書かせて頂きます。
日本の城や寺社仏閣の場所というのは、出来るだけ当時の姿や形に近い状態で残しておく事が重要で、その建物だけでなく、歩いて向かう道すがらもバリアフリーのような舗装はされていない事が当然だったりもします。
そして、京都なんかは特に国外からも人が大勢観光に来られる場所ですから、混雑のピークである桜や紅葉の時期を外したとしても、ガラガラ空いているという事は無いんですよね。
そういった点から、私の考えとしては子供が小さい内はそういった場所へ行く事は難しいと判断してしまっていて、我が子2人が赤ちゃん年齢の間は控えていたりもしたのですが、友人をキッカケに「ベビーカー・抱っこ紐」を使い分けながらならアクティブに赤ちゃん連れでリフレッシュをする事も出来たんだな…と気付き感心してしまったもので、紹介させて頂こうと思いました。
その旅が「凶」ではなく「吉」となるように、ベビーカーと抱っこ紐を上手に使い分けて出掛けてみませんか?
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
銀閣寺にベビーカーで行けるのか?
京都という場所には歴史深い街並みがとても多く、名所に値する場所も沢山あるというのに、どうして今回は「銀閣寺」を推しているのかというと、銀閣寺は「子供と一緒に行けるスポット」として宣伝されている場所であるからなんです。
ただし「子供」とは自分で十分歩けるくらいの年齢の子供を意味します。
ベビーカーから下りて自分で歩けない子供や赤ちゃんの場合はどうなのでしょうか?
銀閣寺の敷地内はかなり段差があったりもするので、ベビーカーではなく、抱っこかおんぶで回られる事がオススメです。
もし、赤ちゃんと2人で回るのなら抱っこ、あるいは旦那さんや家族と一緒であれば赤ちゃんをおんぶした後ろを家族の誰かで挟んであげながら散策すれば、道の幅を考えると無理やり横を通り抜けようとする事は出来ないはずなので、ゆっくりと家族で散策を楽しむ事は出来るはずです。
ベビーカーを使うかという点を抜きにして考えれば、銀閣寺のトイレはバリアフリーとなっていたり、ベビーベットもあったはずですので「おむつ替え」も出来る点を考えると、子連れスポットには充分値すると思います。
赤ちゃん連れで京都旅行する際のポイント
人によって「ベビーカーで行けたよ?」という考えや「抱っこ紐の方が良いかも…」という考え方が賛否両論あります。
赤ちゃん連れで京都旅行する際のポイントを3点紹介させて下さい。
・マイナー時期を選ぶ
京都においては観光のマイナーな時期というのを何月と断定はしにくい所ではあるのですが、連休と重なる春休みやGW、夏休み、紅葉の時期というのは人の心が一気にそこに集まってしまいやすいと思うので、小さな子供を連れての場合は少しでも人の混雑が下がりそうな時期を狙うべきと思います。
よく、早朝を狙え(笑)なんて事も聞きますが、銀閣寺は金閣寺よりも人気度がちょっとだけ下がるようで、ピークの時期を外したらベビーカーで散策出来ちゃった、という話も割と聞いたことがありました。
・極力は抱っこ紐で巡る
個人的な考え方としては常にベビーカーに乗せっぱなしという事では無く、極力は抱っこやおんぶをしながらの散策の方が周りの目を気にせずに居られる気がします。
赤ちゃんは可愛い存在なはずで、ベビーカー来場がOKとされている場所であっても、人によっては「ベビーカー邪魔だな…」と感じる人もいると思うんです。
それがボソッと聞こえてしまうと、一気にテンションが下がって「凶旅」になってしまいますよね。
お互いに嫌な思いをしない「吉旅」にする為には、いつでも抱っことおんぶに切り替える事が出来るように「紐」は常に持参しておくべきなのかな、と思います。
・ベビーカーは「レンタルベビーカー」を利用する
京都を子連れで巡る際に、よく現地でベビーカーを「レンタルする」という事も聞きます。
家からベビーカーを持参して行くと、大きな荷物が増えてしまいますし、何泊か滞在するのであれば、数日は抱っこやおんぶで頑張ってみて、やっぱりベビーカーが欲しいなと感じた時にレンタルを頼るのも良いのかなと思います。
そういった声は結構多いようですから、結構子育てサポートが行き届いている観光地と感じたりもします。
宿泊すると無料でベビーカーをレンタルすることが出来る「ゲストハウス」というのもあるようですので、前もって予定を組めるのだとしたら、そういう宿を利用してみるのも良いのではないでしょうか?
銀閣寺以外へベビーカーで! 「京都巡りプラン」を立てる
子供と京散策をしたいと思った時、抱っこやおんぶを道すがらの四六時中やりっぱなしとなったら、それはそれでママが疲れてしまいますよね?
「だったら行かなきゃ良くない?」と思う人も居るかもしれませんが、同じ女性として、子育てストレスを知っている母親として、そんな冷たい事を言う人が居たら…ちょっと悲しいなと思います。
でも、ママの気分転換として京巡りを選ぶのであったら、銀閣寺や金閣寺や清水寺という有名所は外してみるのも1つだと思うんです。
何が何でもと、混雑している所へ突入してしまうのはとても危険です。
その名所、必ずしも今日行く必要はありますか?
1年後でも2年後でも、子供の記憶にインプット出来る年齢になってからまた訪れるのはダメですか?
ベビーカーを押しながらであるのなら、我が子とゆったりと散策をするという事を前提にベビーカー向けの「道の広さ・平坦さ」を重視した旅プランを組むのも悪くは無いと思います。
例えば、「円山(まるやま)公園」。
私の友人は、ファミリーで頻繁に京都へ行っており、最初の頃は頑張って名だたる有名所を様々な手法で(笑)巡っていたのですが、最近では歴史芸術を楽しむよりも、散策を楽しむ事が好きになってきたそうです。
そんな友人がオススメしているのが、祇園近くの「八坂神社」からすぐ近くの「円山公園」。
円山公園は桜の名所で、毎年桜開花の時期になると京都の大学生、観光客がお花見のため大勢訪れるスポットです。
園内には池や桜以外の植林(比較的背が低い植物)もなされており、散策にはうってつけ。
多少の坂はありますが、ベビーカーで訪れるファミリーも多く、桜の時期を除けば、年中おすすめです。
ちなみに、円山公園は八坂神社とセットで訪れる方が大半ですが、友人に言わせると、八坂神社には段差があるからベビーカーでは行きたくない、と言っていました。
まとめ
・銀閣寺を赤ちゃん連れで楽しむならばベビーカーよりだっこ紐で!
・赤ちゃん連れで楽しむのなら、ベビーカーで行きやすい名所を選ぶ!
ベビーカーは抱っこやおんぶをするよりは楽で、ママの負担も軽くなる心強い味方ではあるのですが、時折り登場する砂利道や階段を目の前にした時にセッセと持ち上げて登るのはとても大変な事です。
道は良くとも、人気スポットの場合は「人によるストレス」も考えられるので、せっかく京都へ楽しい観光をしに来たのなら、臨機応変に「金閣寺はベビーカー、銀閣寺は抱っこ」のように切り換えする事や、予め混雑を避ける思考にシフトチェンジする事も吉となる旅に繋がりますよ^^