今よりも一歩豊かな生活をお届けするウェブマガジン

お役立ち!リッチlife

経済

ECの物流サービス、将来は自動化?現状の物流サービスは限界!

更新日:

EC市場はここ10年で急速に拡大してきました。楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングをはじめ多くの企業がEC市場に参加しています。

今ではネットを使って買い物をすることが普通のこととなっている人が大勢います。みなさんも一度は家電や洋服をネットで注文したことがあるのではないでしょうか。

これだけEC市場が拡大したら、その商品の保管や配送はどうなっているか気になっている人もいるでしょう。

荷物の配達数は増加しているにもかかわらず、以前なら翌日配達とかなかった気がするので配送サービスはよくなっているけどどうやっているだろう・・・

私はサービスを充実させるためにドライバーさんをどんどん雇って数を増やしていると思っていましたが、実際は少し違うようです。

日本の物流業界の現状やその対策、将来に向けて予想される取り組みなどを紹介したいと思います。

 

※当ブログでは、以下記事も紹介しています。

靴の調整! かかと痛い or ぶかぶかの時に買い替え待って!

<ECの物流サービス、将来は自動化?>物流業界は人手不足!

日本の物流業界は2010年代に入ってからほぼずっと人手不足と言われています。

しかし物流業界を端から見ていると問題なくやっていけてる感じに見えるのは私だけでしょうか?

年々宅配サービスの質は向上していますし、人手が不足しているようには感じませんよね?

しかし、物流業界は情報管理や包装、保管などすべてで人不足らしいですが、最も深刻なのが輸送業務らしいです。

ドライバーの過酷な労働環境などを敬遠して若者でドライバーになりたがる人があまりいないようです。確かに、大きな駐車場があるコンビニで仮眠をとっている長距離トラックのドライバーさんを見かけるたびに大変な仕事だなと思っています。

若い人がドライバーになりたがらないので今のベテランドライバーの引退に伴い、年々ドライバーの数は減少していくと予測されています。

さらにEC市場の拡大で荷受量が増加しているので、宅配便会社が従業員を増やしても追いつかず人不足は解消されていません。

<ECの物流サービス、将来は自動化?>配達サービスの質向上のために

人手不足の現状でも配送サービスの質を向上させるために日本では様々な取り組みが行われています。

効率を上げるために再配達率をさげる工夫をしてるのです。日本では再配達率が約20%、さらに再々配達率が5%あります。これをできるだけ低くするために、時間指定と様々受け取り方法を行っています。

いわれてみると、私はここ何年も時間指定以外で荷物が届いたことがないような気がします。

さらに、指定した時間を変更したい場合にSNSを利用してドライバーにリアルタイムで配達時間の変更を連絡する会社があるそうです。

以前、私は時間指定したにもかかわらずその時間に自宅に居なかったときに、ポストにドライバーさんの電話番号が書かれた不在通知書が入っていて、電話すると直接ドライバーさんの配達しやすい時間を伝えられたことがありました。

自宅にいる時間がわからず時間指定ができない人などには、24時間営業しているコンビニエンスストアで受け取れるサービスを導入している会社もあります。

そういえばコンビニ受取っていつからかできるようになりましたよね。確かにコンビニで荷物を受け取れると便利ですけど、コンビニの店員さんの業務が増えて大変そうな気もします。

また、高級集合住宅では不動産会社が宅配ロッカーや宅配ボックスを設置していつでも荷物を受け取れるようにしているところもあるそうです。

EC化率が日本よりも高いアメリカのニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコでは、荷主が配送できるドライバーにアプリを利用して依頼することができるサービスを行っています。ドライバーはトラックに荷物が積める余裕があり配送先が配達しやすい場所にある場合は依頼を受ければよいのです。

ECの物流サービス、将来は自動化?

今後、物流業界はどのようになっていくのでしょうか?

現在検討されている案を紹介したいと思います。

まず、空からドローンを使って配送することが検討されています。最近は、完全自立飛行型ドローンが誕生してきてますからね。ただ、事故対策、法整備などまだ課題は山積みです。ドローンの故障で荷物が落ちた場合の事故のリスクや、重要なものを運んでもらう際の保証などですね。

また、配送ロボットの開発もアメリカですすめられているようです。ロボットが荷物を届けてくれたら楽ですね。ドローンもロボットも当面は近距離配送に利用することを考えているみたいなので、現在の宅配便ほど大量の荷物を運ぶことはできないそうです。なので現在のドライバー不足を一気に解消するような施策ではありません。

高速道路を使った完全自動運転トラックで荷物を運ぶ案もあるそうですが、自動運転については最近も実際に事故が発生してますし、安全面での対策はまだ時間を要する見込みです。

こうした課題やリスクを一つ一つ解決する以外に現状打破の道はありません。

まとめ

・EC市場の拡大もあり物流業界は人手不足

・物流業界は人手不足だが工夫によってサービスの質も向上させている

・未来はロボットが配送してくれるようになる?

端から見ているとすごく上手くいっているような仕事も色々と問題を抱えているのですね。
将来、みなさんの元にロボットが荷物を届けてくれる時代が来るかもしれませんね。

-経済

Copyright© お役立ち!リッチlife , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.