国内外を飛び回る客室乗務員こと、CA。
素敵な制服に身を包み、美しい容姿に豊富な知識。颯爽と機内を歩く姿は今も昔も憧れの職業です。
でもそんなCA…「先輩また離婚したんだって」なんてしょっちゅうだとか。
離婚率が高いと言われるCAですが、本当のところはどうなのでしょうか?
今現在の離婚率、CAの離婚率、そしてなぜCAの離婚率が高いのか?その理由に迫ってみたいと思います。
<caの離婚率は高い!?> そもそも現在の離婚率は
芸能人はしょっちゅう結婚や離婚していますし、私の周りでもバツイチや再婚、シングルマザーなどがさほど珍しくなくなってきたように思うのですが、世間全体としてはどうなのでしょうか。
「日本はどんどん離婚率が上がっている」とか「結婚した3組に1組は離婚している」など聞いたことがありませんか?
でも、個人的な感覚ではそこまで離婚率が高いようには思えません。
例えば40人クラスの同窓会で、既婚者が30人いたらそのうち10人は離婚していることになります。
不思議に思ってよくよく調べてみると、納得できる事実がわかりました。
厚生労働省が発表しているデータによると
平成30年(2018年)度
婚姻件数…59万組
離婚件数…20万7000組
でした。
このデータをざっくり見ると、やはり婚姻3組に離婚1組な感じですよね。
しかし、よく考えてみてください。
今や結婚する人は年々減り、晩婚化が進んでいます。
婚姻件数とは、そんな中で平成30年に結婚した人数です。
一方離婚件数はこれまで結婚していた人すべてが対象です。
つまり、現在よりも婚姻率が高い時代に結婚した人もたくさん含まれているわけです。
決して59万組の20万組強が別れるというわけではないのです。
つまり本当の意味では「3組に1組は離婚する」は間違いなのです。
<caの離婚率は高い!?> 気になるCAの離婚率
知り合いにCA(未婚)の子が(35歳なので子という年齢ではないですが)います。
その1人にしか話を聞けなかったのですが、やっぱり離婚率は…高いそうです。
職場での既婚率は半分くらい。でも離婚したという話をかなりの頻度で聞くのだそう。
現役でCAを続けている先輩もいますが名札がコロコロ変わって神経つかうとのことでした。
CAって華やかだし、ひとつのブランド化していますよね。
結婚はしやすいけれど、離婚もしやすい、それが現役CAがたくさんの先輩方の離婚を見ていて思うことだそうです。
2018年に日本テレビ「マツコ会議」で放送された、CAのOG会に潜入した回でも、美しい元CAたちがずらりと並んでいましたが、ほとんどが離婚経験者でした。
ネットでの記事や芸能ニュースなどを見ても、「CA=離婚率高い」という結果でした。
これらを見る限り、やはりCAは離婚率が高いとみてよさそうですね。
<caの離婚率は高い!?> CAの離婚率の高さの原因とは…
【原因1】自立している
既婚女性が離婚を考えるときに、まず壁となるのが「経済力」ではないでしょうか。
生活していくには、子どもを育てるには、お金が必要です。
共働きが増えたとは言ってもまだまだ大黒柱は男性という家庭が多いです。
でも、CAはその辺のサラリーマンよりよほど稼げます。
人にもよりますが、貯蓄もあります。
稼いできた自信もあります。
そのため「ま、自分で稼げるし(稼げば)別れても大丈夫か」と切り替えられるのです。
精神的にも経済的にも自立できていることが大きな原因の1つです。
【原因2】一緒にいられない時間が多い
職業柄どうしても仕方のないことなのですが、国内外問わず、フライトに出ると帰りが深夜遅くになったり、泊まりになることも多いです。
一緒にいたくて結婚しても、普通の夫婦生活は送れません。
そんな環境から、気持ちがすれ違ったり、浮気を疑われたりと夫婦仲が悪化しやすいと言えます。
もちろん最初はお互いに理解していたハズですが、そうはいっても人間、一緒にいる時間が少なければ分かり合えるものも分かり合えないものです。
【原因3】妻業がつらい
CAは門も狭く、なった後も厳しい世界です。
女性としてCAとして、日々努力してきたでしょう。
ですが、家事や育児はまた別世界。
どこまでやっても終わりはなく、褒められることもありません。
CAが結婚する相手はほとんど高所得者です。
ですが、そういう夫は忙しいから稼いでいるわけです。
つまり、子どもが生まれれば高確率でワンオペです。
専業主婦になったらなったで、主婦力を磨いていないCAが家事や育児に追われ、自分の自由な時間やお金がなくなる…。
CAを続けていればロクに家事などできませんし、子どもの世話も他の人の手を借りなければ無理です。
子どもが熱を出しても、他県にいて駆けつけられないなんて事も…。
<caの離婚率は高い!?> CAは結婚に向いていない!?
散々CAは結婚に向いていない理由を挙げましたが、それでも結婚を継続しているCAや元CAもいます。
CAは品がないと務まりませんし、お客様に失礼があってはいけないので、色んな作法や礼儀も備わっています。
それは妻として、義両親や親戚、ご近所などとのお付き合いにも役立ちます。
とっさのトラブル対応や強い精神力や体力は子育てに必須です。
子どもは何をするかわかりませんし、底なしの体力を持っているからです。
料理や洗濯といった家事にしても、様々な仕事を同時にこなしたり、語学を習得した熱心さがあれば上達も早いです。
もちろん経済面や男性関係が派手なCAもいるそうですが、そういうタイプのCAばかりではありません。
どんな職場にもいろんな人がいるのと同じことです。
一緒にいられない時間はメールやLINE、SNSを駆使して距離を縮め、子育てには両親や義両親・ベビーシッターなどできうる手段をとりながら取り組む方もいるのです。
CAだからといって、決して結婚に向いていないわけではありません。
まとめ
・現在の離婚率、実は「3組に1組は離婚」じゃない!
・CA離婚率はどこを調べてもやっぱり高い
・離婚3大原因は「自立」「すれ違い」「妻業の辛さ」
・やり方を考えて結婚継続しているCAもいる
やはり高い離婚率を誇るCAという職業。
よくも悪くも結婚が続かない方が多い結果となりました。
ただ、CAの努力に重ねて、妻や母として頑張るCAもいることを知っておいてくださいね!