「火事場の馬鹿力」と書いて…「SPEC(スペック)」と読むッ!戸田恵梨香と加瀬亮が出ていたドラマにめっちゃハマってた私は、「火事場のホニャララ」って聞くと…これもSPECだ!とか思っちゃうんですね~。
「人の脳は、たった数%しか使われずに、残りの方にこそ特殊能力が秘めている!」みたいなフレーズがあって。火事場の馬鹿力って…普通の人が、自分の身に危険が迫った時に秘めたる何かが目覚めるわけで、その「おりゃあーッ!」ってなる時って…SPECに仲間入りした瞬間か!?とか…思えちゃう(笑)。
今回は!そんな秘めたるパワー「火事場の馬鹿力」について、どんな仕組み(メカニズム)?とか、昔々お江戸のエピソードや豆知識なんかも交えながら書いていきたいと思います。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<火事場の馬鹿力>そのメカニズムは?
どうやら私たちの「脳」が関係しているみたい!
私たちの体というのは、脳が「めいっぱい力を出しすぎないように」ってブレーキを利かせてくれないと…365日をどこまでもエネルギーフルに活動してしまう!そうなっちゃうと…身も心もズタボロになっちゃう。それを避ける為に脳がコントロールしてくれてるんです!
それは、怠けさせてるんじゃなくて、ボディーガードのSP(笑)みたいな感じで守ってくれてるってこと。本当は…まだ100%無理じゃなくっても「これ以上は危険だッ!」とSP判断に達すると、自動的に守られてるってこと。
でも…九死に一生!みたいな、そこに危機迫っている時はそんなこと言ってらんないッ!そんな時は本能が命を守るために禁断の扉を開けて「おりゃあーッ! 負けてたまるかあーッ! 」ってなる!そんな100%ボディになった時のことを火事場の馬鹿力って言うんですね。
その時って、アドレナリンがドババババーと一気に出ちゃってるから、「痛みも麻痺させる!」なんてこともあります。だから…火事場の馬鹿力って、実は危険だったりもする!そのレベルがあまりに高いと、難を逃れてホッとした時に「バタンッ」て倒れてしまう…ことも。
そんな危険と紙一重な力であり、いざって時にしかに開かれない扉というところが、ますます必殺技に見えちゃいますね。
<火事場の馬鹿力のエピソード>いくつかご紹介!
エピソード①
我が家には、代々伝わる先祖の伝記?のようなものがあります。今は父が管理してて、小学生の頃に読んでもらって以来だけど、江戸時代の先祖の、こんな話がある!
once upon a time(昔々)、江戸の時代は…火災に巻き込まれて家が丸っと焼けてしまっては、郵貯や銀行なんて当然ない時代なわけで、正真正銘に「全ての財産を失ってしまう(無一文)!」という世の中でありました。そんな中で、生きればこそッ!女の人たちはいざってトキは男の人よりも男気が溢れていたッ(笑)!
普段はか弱く見えてた若い女性陣、そして「もう、歳だからねー…」なんて、年寄りアピールをしていた中年・高齢の身内女性たちが…なんとッ!?一家の財産を守るとなったら、重たいタンスを担ぐ!その火から自分も財産も守るために、軽々と高い塀を乗り越えて忍者みたいに逃げてった!なんてお話が。
当時の記録のまま残っているので、たぶん事実なんでしょう。驚くべき女性陣の男気!責任感!お金への執着!(これは違うか…)
エピソード②
近代では、こんな実話もあります。これは私と家族の実体験!
私と妹が小学生の時、近所の公園の遊具で一緒に遊んでた時のこと。幅10センチくらいの木の板を20枚くらい横たえて作った木製の橋があって、妹がそれを走って渡ってたんですね。渡り始めて5秒後、なんと板と板の間に妹が足を取られ、挟まってしまったのです!
走っていた途中で急に挟まれたこともあり、骨折が心配なほどのダメージ。血は出るは妹は大泣きだわ、で私も猛パニック!
家まで走って帰って父を呼び、事態を説明。父は速かった。私を置き去りにして公園まで突っ走っていきました。私が公園に着くと、非日常の光景が!
少女の足を挟んでいる板と板。その板と金属製チェーンを留めている大ねじ(2、3センチくらい)を素手で外そうとする父!いや、てこの原理とか分からない私も、ねじを素手で外せるとは思ってません。
当然、ねじはびくともしません!
しかし、トライから約3分!父の額が噴出した大粒の汗が光を反射して輝いたその瞬間!ねじがは外れたんですね…
幸い妹は骨折はせず外傷で済み、私はひたすら神がかった父の力に畏敬の念を感じずにいられませんでした。
後で私の師匠(当時中学生の男の子)が検証したところ、ペンチを使っても例の橋のねじは外れませんでしたとさ。そんな話…
<火事場の馬鹿力>同義語は○○猫を噛む?
「火事場の馬鹿力」という言葉を辞書で引いてみれば「追い詰められた時に、力を発揮すること」となる!そして同じ意味で他の言葉を探してみると「窮鼠猫を噛む」という「ことわざ」が同じかなーって思う!ということで、ちょっとした小話程度にお聞き下さい。ご参考です。
その意味は、「ネズミがネコに窮地に追いやられたトキ!弱いネズミでも、生き残る為に!ネコを噛んで倒すことだってあるよ!」ってこと。
これって、ネズミの火事場の馬鹿力のエピソードに思えちゃうけれど、実は逆!ネコに対しての教訓だったりするんですよ。「力の差がある弱い者でも、自分も逃げれなくなる場所に追い詰めちゃったのなら、逆にやられてしまうこともあるよ?」という、強者側に注意を促すことわざなんですね。
私たちも、いざって時には放たれる力を持ってるけど、その力は相手も持ってる、何者も何事もバカにしちゃダメ、ってのを忘れずにいておかなきゃですね!
まとめ
1. 火事場の馬鹿力の「メカニズム」は、私たちの体の制御装置によって普段は秘められている!
2. 遡れば「昔々」の時代から、火事場の馬鹿力エピソードはある!
3. ことわざ「窮鼠猫を噛む」と同じ意味で、それは教訓でもある!
私たちは、勉強して「脳」を鍛えたり、運動をして「体」を鍛えたり、自分たちが体を動かしている気がしているけれど…
実はいつも動かされている方なのかもしれませんね。でも!いざって時には、私もガードを外して…火事場の馬鹿力を発揮したいと思う!