手書きメモがひらがなになってしまう、簡単な漢字を書けない、漢字を忘れてしまっているなど、漢字を読めても書けない人が増えています。
学校で習っていた時は毎日書いていた漢字。なぜ書けなくなってしまったのでしょうか?なぜ思い出せないのでしょうか?
最近、スマホが1番の原因といわれています。しかし、本当にスマホが原因なのでしょうか。
私はスマホも1つの原因であるものの1番の原因ではないと思っています。
では、何が原因なのでしょう?どのようにすれば、スマホが批判されなくて済むのでしょうか?
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
漢字を書けない原因は本当にスマホ?
スマホが原因という人たちは、「ひらがなで入力すると自動で変換されるから。
意味をスマホで簡単に調べられて書かないから。」と理由をつけてスマホを1番の悪者としています。
しかし、スマホは漢字が書けない原因の1つにすぎません。なぜなら私が若い時にも同じようなことをいわれていたからです。
その時代はパソコンではなく、ワープロというものがありました。
さすがにインターネットにはつながっていませんが、ひらがなをワープロに打つと自動的に漢字に変換してくれます。
非常に便利なものでした(笑)。ひらがなを打つだけでどんどん漢字に変換してくれるのですから。
おまけに手書きしなくてもいいので、確かに漢字を書かなくなりました。書かなくなると漢字を忘れてしまいます。
そのワープロが流行っている時代はワープロが、漢字を書けない、漢字を忘れている原因とされていました。
しかし、パソコン、スマホと進化を遂げてワープロは無くなってしまいました。
だから今の時代にスマホがターゲットになっているだけです。
さらに「最近の若い者は…」などはいつの時代も言われますね。
時代が進んでスマホよりもっとすごいデジタル機器が出てきたときに次はその新しいデジタル機器が原因とされることでしょう。
漢字を書けない人の上手なスマホの使い方
上手にスマホを使ってみましょう。例えば、ひらがなを打つと漢字に変換してくれるのですが、どの漢字を使うのかを考えてみましょう。
漢字の書けない人は、何も考えずに変換をしています。意味を考えたり、読み方を考えたりして変換してみましょう。
さらに漢字に変換したあと、意味を調べたりしましょう。
意外と自分が思っている意味とずれている時があります。
私は勘違いしているものがたくさんありました(笑)。スマホも漢字の学習になります。
今のスマホは手書き入力もできるので是非手書き入力もしてみましょう。
手書き入力した時に書き順は合っているかどうかも調べてみましょう。書き順アプリなどを使うとよいです。
最近、文化審議会漢字小委員会が漢字の「とめ、はね」の違いを容認するとの発表もありました。
印刷文字の多様化に対応するためといわれています。
要するに「とめ、はね」の区別ははっきりとしないという意味です。
漢字が正解ではなく、漢字の形が合ってれば正解となります。
さすがにコレはダメだと思います。漢字には日本古来の意味があり、漢字1つ1つにも意味をもっています。
「とめ、はね」の区別もせず、漢字の形があっていればいいという考え方は、最終的に漢字を使わず、将来ひらがなだけになってしまうのではないかと思ってしまいます(笑)
まとめ
読めても漢字が書けない、簡単な漢字も書けない、手書きでメモを取ることができない、漢字を忘れてしまっている原因について・・・
1.スマホが1番の原因ではない
2.スマホは上手に使えば、漢字学習にもなる
上手にスマホを使って、漢字を書けない人からの脱却をはかりましょう。古来から先祖代々が繋いできた漢字、もっと書いていきましょう!