今や「副業」や「フリーランス」はかつてのなんだか薄暗いイメージとは違い、人生100年時代を生き抜く一つの方法であると推奨されてきています。
それは不況で育ってきた若者世代の希望の光でもあります。
それゆえに、近年はそういった若者を特に狙った起業詐欺が横行しています。
では、実際にどんな詐欺があるのか?どうやったら回避できるのか?をご紹介します。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<起業時の詐欺、学生は注意!>情報商材ビジネス
普段何気なく見ているスマホやパソコンを使ってのインターネット。実は様々なネット広告が貼られています。
「初心者でも簡単に」「月〇〇万必ず稼げる!」「自動で数千万」「稼げなかったら全額返金します!」など、一見とてもおいしい話のように見えます。
情報商材とはそんな甘い言葉と必ずセットなもの。
価格は10,000円~300,000円くらいでしょうか。
その正体は、アフィリエイトやギャンブル、投資関連のノウハウを画像やテキスト、動画などでで作成したファイルです。
「私はこんなことをしてこんなに稼いじゃいました!」という内容が多いです。しかし当然ですが、誰でも実現可能な内容ではありません。
また、薄い内容だったり、嘘ではないから違法ではないようなグレーなものも多いです。
今や大抵のことは調べればネットで出てきます。
わざわざ何万、何十万もかけたところで大した情報は得られません。
誰でも成功する内容であればライバルを増やすことになりますし、本当に稼いでいるなら、他人に教えたくないはずですよね。
冷静になればわかることなのですが、詐欺にあっている最中には気づけないものです。
そのため、実際はアフィリエイト塾やサロンなどに勧誘され入会したら、そこから他人に情報商材を売るよう指示され、売れたら利益になるからと自分が払った分は取り戻そうとするパターンもあります。
<起業時の詐欺、学生は注意!>起業セミナー
「就職に役立つから」「将来起業を少しでも考えているなら」など、学生の心を巧みに引っ張りこむ手法です。
就活で悩んでいたり、自分を変えたい!と考えている人は危ないです。
でも最近はこの手法に引っかかってします学生が多いのです。
参加費は無料のものから1,000,000円以上のものまで実に様々。
中には学生ローンを組んだり、親に借りてまで参加してしまいどんどん後には引けなくなるため、「おかしいかも…?」と思った時には手遅れになっています。
不安を煽り、相談に乗ったり、成功者を紹介したりと、心をつかむのもこの手法の常套手段です。
同じような境遇の人たちが集められているため、なんとなく抜け出しにくく、変な安心感も与えられてしまうのです。
はたから見ると宗教です。
<起業時の詐欺、学生は注意!>最近多い、SNSを通じた勧誘
TwitterやInstagramなど、現代の若者ならとても身近なツールでしょう。
そんなところから不意にフォローされた、気になるアカウントを見つけた、などから始まるのが、最近急激に増えているSNS経由での詐欺です。
羽振りのよい大学生を演じるのはネット上ではいくらでも可能です。
顔写真や札束、高級車などをアップし、餌をまくのです。
餌に食いつく大学生に対して、LINE等の連絡先を聞きだし、ネットビジネススクールを勧誘したり、ECサイト(通販サイト)の運営を勧誘したり…
つまり何かを勧誘して、その紹介料が彼らの収益になるという仕組みです。
初期費用や指導料として10,000円~500,000円支払うことになります。
勧誘とマニュアルがセットになっているパターンも多くあり、友人を失ったり大切な貯金がなくなったりということにもなってしまいます。
アカウント自体を疑っても巧みに一般人アカウントを装っているので見抜きにくいかもしれません。
<起業時の詐欺、学生は注意!>詐欺を回避する方法
うまい話には必ず裏があります。
必ずです‼
それが世の常です。
テンションが上がってしまった時こそ、そう心の中で唱えてください。
そして、そのうまい話と「詐欺」のキーワードでネット検索してみてください。
おそらく詐欺被害情報が載っています。
上がりきったテンションも落ち着くでしょう。
もう一度言います。
『うまい話には必ず裏があります!』
<起業時の詐欺、学生は注意!>それでも、もし詐欺にあってしまったら…
クーリングオフが可能な案件もありますが、不可能な場合が多いです。
どうすればいいのかわからないという人が大半です。
・まずは消費者生活センターへ連絡しましょう。
詐欺被害へどう対応すればいいのか?相談に乗ってくれます。
また、専門の相談員が受付けてくれますし、適切な問い合わせ先、相談先を教えてもらえます。
・弁護士に依頼したいなら、まずは法テラスへ。
個人的に弁護士に依頼するとやはり高額になってしまいます。
ただでさえ詐欺被害にあっているので、できるだけ支払いは抑えたいですよね。
そのため、収入が一定以下であれば無料で相談に乗ってもらえる「法テラス」が庶民に強い味方と言えます。
・とにかく取り戻したい、一矢報いたい方は弁護士を。
費用が一番かかりますが、その分迅速に動いてもらえます。
ネットでの詐欺は特に、早い対応が命です。
取り戻した被害額と、取り戻せる可能性がありそうな額と、弁護士費用を照らし合わせて決めましょう。
あまり警察はあてにはならないと思っていた方がいいです。
かと言って自分だけでなんとかしようとせず(泥沼に嵌る可能性もあるので)、まずは身近な家族や友人に相談して、上記窓口へ相談しましょう。
まとめ
・情報商材の90%くらいは詐欺
・企業セミナーは宗教のようなもの
・SNSでの詐欺は、身近な分、油断しやすい
・「うまい話には絶対裏がある」ので信じない強い心を持つ
・詐欺にあったらまずは消費者生活センターへ
今やこれらの詐欺被害はテレビや新聞、もちろんネットでも広く伝えられています。
冷静にみればすぐ詐欺だとわかりますし、あからさまに怪しいです。
それでも「もしかしたら…本当かも」「在宅でそんなに稼げるんだ」などと思わせる人心掌握術にハマる人は後を絶ちません。
特に悩み多き大学生のあなた、怪しい話には耳を塞ぎましょう。