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喪中にリフォームしたらダメ!? ちゃんと1年待った方がいい理由

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今は新築を建てるより、お手頃な中古物件を購入してリフォームしたり、親と同居して住みやすくリフォームする人が増えています。

でも、聞いたことありませんか?

「喪中はリフォームしたらダメ」って言葉。

私は自分がいざリフォームしようとする際に言われて、初めて知りました。

正直、リフォームって時間もお金もかかりますし「喪中なら仕方ない。延期しよう!!」という気にはなりませんでした。

そんな我が家の実例と、なぜ喪中にリフォームをしてはいけないのか?そして喪中が明けるまで待つことによるメリットを話したいと思います。

<喪中にリフォームしたらダメ!?> 喪中にリフォーム予定だった我が家の場合

我が家は、夫・私・息子(2歳)の3人家族。

家を購入するつもりはなく、アパート暮らしでした。

ですが2年前、夫の両親の希望で私たち家族が一緒に住むことに。

唯一の息子と孫と一緒に暮らしたかったようです(嫁の私はともかく…)。

私たちとしても、2歳になる息子がアパートでドタバタ走り回ったりジャンプしたりするのを叱る日々でしたし、仕事を始めたかった私としては、保育園のつなぎとしてでも義母が見てくれるという申し出はありがたかったのです。

賃貸だった私たちは、両親の住む一軒家に引っ越す形となりました。

でももちろん普通の家なので二世帯用の設備は何もなく。

いくら1階と2階で住まいをざっくり分けていると言ってもお風呂やキッチンは当然共用、色々住んでいて気になる場所が出てきました。

それに加え、家自体ももう築30ウン年。あちこちガタがきてましたし、特に気になったのが水回り。

まだまだ元気な義母も私もキッチンは別にしたかったし、トイレも2階にほしい…ということで、思い切って2世帯住宅へリフォームすることにしたんです。

もともとの家を建てたハウスメーカーさんにお願いして見積もりを出してもらったところまで来ていたのですが、その矢先に義父が病気で亡くなりました。

私としては、住みにくい家を早く住みやすくしたかったですし、費用も私たちがほとんど出すことになっていたので、一刻も早くリフォームにとりかかりたかったです。

でも、義父が亡くなるまでは乗り気だった義母が急に「リフォームは延期したい。喪中にリフォームなんてできない」と言い出し、頓挫してしまいました。

<喪中にリフォームしたらダメ!?> なぜダメなのか、知りたかった私

どうしても納得がいかなかったんです。

3ヶ月ほど同居していましたが、正直、だんだん嫌な部分や見たくなかった部分が見えてきて、ストレスが溜まっていました。

そのストレスを二世帯住宅への希望で打ち消していたこともあり、ついに耐えられなくなって、まずはハウスメーカーさん、その後、義母にも聞いてしまいました。

義父が亡くなって間もないのに、家がどうとかいう私は鬼嫁かもしれません。

でも私にとってはリフォームが希望の光だったし、別居も視野にいれるくらい追い詰められていたのです。

少なくとも、リフォームを中止するちゃんとした理由を聞く権利はあると思ったんです。

<喪中にリフォームしたらダメ!?> 関係者それぞれの理由と私の気持ち

【ハウスメーカーの場合】

昔は自宅で法要をしていたこともあり、ご家族が亡くなって1年は新築や改築はお勧めしていません。

単純にそんな気分になれないという方も多いですし、ご近所の方にも「〇〇さんが亡くなってすぐリフォームするなんて、まるで死ぬのを待ってたみたい」と言われかねませんよ。

急を要する修理ならともかく、リフォームは喪中が明けるまで待たれた方がいいかと思います。

 

【義母の場合】

二世帯にリフォームする時、新しくなった家で、〇〇さん(義父の事)との生活やあんたたちとの生活を思い描いていて、確かに楽しかった。

でも〇〇さんが亡くなってしまって、長く一緒に暮らしたこの家を変えるのが怖くなったんよ。

思い出までなくなってしまいそうで…。

今はやっぱりまだ家(リフォーム)の事は何も考えられない。

 

との事でした。

それぞれの理由を聞いて「ハイそうですか、じゃあしかたないな」…とは思えませんでした。

でも、イライラしていた気持ちは落ち着いたのです。

亡くなった義父を悲しむことと、家をリフォームすることは私の中では完全に別物だったのです。

でも義母の中ではそうではなかったんだ、と理解できたからです。

<喪中にリフォームしたらダメ!?> 1年待ったメリットとは

そんなこんなで、結局私が折れる形となり、1年リフォームを待つことにしました。

現状が続くため、相変わらずストレスがたまる毎日ではありましたが、振り返ってみるとデメリットばかりではありませんでした。

 

・1年間という期限がハッキリしているので、気持ちが日々リフォームへと向かっていける

・住宅設備の資料集めやリフォームプランなどの情報収集に意外と時間がかかるのでじっくり時間を割けた

・義母の心を落ち着ける時間が取れた

・近所にあらぬウワサを立てられずに穏便に済ませられた

 

これから長く住むわけですし、大金はたくわけですから、しっかり予算やプランを考える必要がありました。

早く着工してほしいと考えていた私でしたが、いざ考え始めるとかなり時間がかかりました。

こちらは家やリフォームのことに関しては素人です。

ハウスメーカーさんや、実際にリフォームした知り合いの話を聞いたり、SNSやブログ等でのリフォーム案件を調べたり、より良いものにしようとすればするほど、月日は飛ぶように過ぎていったのです。

結果、完璧とは言えませんが、十分満足できるリフォームになりました。

義母も1年かけてようやくゆっくり立ち直れたように感じます。

まとめ

・リフォームは今や身近な存在。喪中にかかる可能性は誰でもあり。

・喪中にリフォームがダメな理由を知らない人も多い。

・リフォームする側も、される側も双方ともに喪中は避ける理由がある。

1年は、気持ちの整理や情報収集にちょうど良い長さ。

早く着工したい気持ちは痛いほどわかります。

でも家は一生ものとは言わなくても、長く住む場所。

なるべく後悔ないように、1年は準備期間ととらえてぜひ理想のリフォームを実現しましょう!!

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