最近、世の中には「軽自動車=貧乏人の乗り物」のような認識をしている人がいるらしいよ、というものを会社の同僚情報で知ったのですが、私は正直耳を疑ってしまいました。
だって・・・おかしい。
私の身近では、お義母さんが車を買い換えたばかりなのですが・・・私の旦那が数年前に普通自動車を買った時の値段と、お義母さんの買った値段、ほとんど差が無いのですから。
どちらも共に、新車で買っているのに、ですよ?
それに、おしゃれな軽自動車のCMを、テレビで見ない日がありません。
てっきり「誰かの独り言」なのでは?
そう思って、旦那に話したのがきっかけで、お義父さんの耳にも入ってしまったのですが、そのおかげで今回のテーマを決めました。
「ずいぶんと昔は、そういう風に思っていた人もいたかもなー」という、お義父さんの言葉から。
今では、車は交通手段なだけであって、軽自動車だろうと、国産の普通自動車だろうと、外国の車だろうと、それを選ぶのは金額以外に「好みに合う」という基準が多い。
しかし、どうやら昔は、「見栄」や「レッテル」のために普通車を買っている時代もあったようです。
でも、今の時代にその価値観を持ったままでいれば、それは「偏見」です。
正直、時代遅れもいいところですよ?
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<軽自動車は貧乏人の乗り物?> 昔はそんな「風潮」もあった
私が生まれる少し前、もしくは赤ちゃんの頃もまだ残っていたのかもしれませんが、昔は「高級車」のような大きく目立つ車に乗っている人と乗っていない人とでは、格差のような風潮があったようなのです。
女性から人気があるのは高級車、もしくは普通自動車を持つ男性。
人気が落ちるのは、軽自動車を持つ男性、のような。
そういった時代の渦中にいれば、当時はそれが普通だったのかもしれませんね。
さらに、車メーカーの偉い方が、「軽自動車は・・・」と、まるで貧乏人が乗る車であるかのように言ったと認識されてしまっているようなのですが、その部分だけが「1人歩き」したに近く、本来は、差別をする趣旨で言ってはいないのだと、お義父さんは言っていました。
そもそも、そんな事を言う会社が・・・私の好きな「Lapin」を始め、素敵な車を開発できるわけがありません。
昔は、普通車に比べれば軽自動車の方が値段が安く、「庶民向け」という価値観もあったでしょう。
しかし、時代が進むにつれ、人の価値観は変わり、デザインだけで見ても、普通車よりも軽自動車が好みに合えば、そっちを選ぶんです。
私のお義母さんが買った、200万円前後の軽自動車が、貧乏人が乗る車となるのでしょうか?
もう、車種による差別はなくなり、横並びになっている証明なのではないでしょうか?
そして、私の親戚を上げさせていただきますが、田舎は車を1家庭の人数ごとに車を持っていることも珍しくありません。
駐車場に3台も4台も停める事を考えると、少しコンパクトな軽自動車の中から「好きな車」を選ぶという考え方もあります。
普通車1台を買う事と、軽自動車を何台も買う事、それだけで比べても「貧乏人」というレッテルは貼れないと、私は思います。
<軽自動車は貧乏人の乗り物?> 「軽自動車が」ではなく「手入れをしているか」が重要
普通車と軽自動車、という区別ではなく、「手入れ具合」を見れば、両方が格上にも格下にもなってしまうと思うんです。
春には花粉や黄砂でも車は汚れますよね。
通年では、泥汚れや雨よごれ、ぶつけた際の傷やへこみを放置してしまえば、錆びてしまう事もあるでしょう。
車を所持していれば、車好きという趣味でなくとも、「見ため」は気にします。
さすがに「みすぼらしく見える風貌」は、自分がそれに乗って運転する事を考えれば、気が引けるはず。
無頓着という場合もありますが、家族の誰かが「・・・あれ、なんとかしたら?」と、みすぼらしさを指摘をするでしょう。
軽自動車であれ、週末に必ず1週間の汚れを落とし、ピカピカにするという人もいます。
自分でやる場合、洗車の機械を使う場合など様々ですが、お金を使わずに済むところに、惜しみなく注げる人は、裕福な人です。
言ってしまえば、高級車だろうと、きちんと手入れをしていなければ「宝の持ち腐れ」でしかありませんよ。
<軽自動車は貧乏人の乗り物?> 現代は「維持費が安い!オシャレ」な車が人気
現代の生き方は「コスパ・スマートさ」を重視していると思えませんか?
電車などだけで暮らしに事足りている若い人達からは、「車離れ」という影響も出ていますよね。
車を使うのが「コスパが良い」のであれば、車にお金を払う。
デザインが魅力的で「スマートさ」を感じるのであれば、その車を買うかもしれない。
そんな認識と、会社の若い子達からも見て取れますよ。
モチベーションの1つとして、高い車を買う人もいれば、「通勤に使うだけだから」と、走れれば良いという選び方をする人もいるでしょう。
人それぞれ選び方は違いますが、「貧乏人の乗り物だから軽自動車は無し」という概念はないと思います。
軽自動車の中には、広さも充分で、趣味使いに便利という車種もあります。
私はキャンピングカーが好きで、今年もキャンピングカーショーを見に行ってきましたが、「軽キャン」という、軽自動車のキャンピングカーも種類が毎年増えている位。
今の時代は、「車」以外にもお金を注ぐ部分は沢山あります。
趣味に全財産や人生を注いでいる事が、かっこ良く見えてもしまうんです。
軽自動車は「税金面」で見れば維持費が安いので、お金を節約しているかのように思ってしまうかもしれませんが、車に注ぐ必要が無ければ、安くできるに越した事はありません。
他にその分のお金を回したいから、国の法律を知り、賢く生きているのです。
そんな中で、たかが「車」という小さなベースで、人の懐具合を計ってしまったら、笑われてしまうかもしれませんよ?
まとめ
・「軽自動車=貧乏人」という風潮は「昔々の価値観」でしかない
・「みすぼらしい普通車」は「ピカピカな軽自動車」よりも劣る
・「自分の暮らし」に合った車を「差別・偏見」抜きで選ぶのが現代
普通車であろうと、軽自動車であろうと、車種で「価値・優劣」は付きません。
車は、アクセルを踏みハンドルを回せば、いつでも好きな場所へ行くことのできる1つの道具。
買わないも自由。
買う場合は、人の目線より、自分の趣味や暮らしに合ったものを選びましょう^^