茨城県にある筑波山は、関東平野にある山の中では最も高い山です。
しかし、日本百名山の中では一番標高が低い山でもあります。
そんな筑波山は、「西の富士山、東の筑波山」と昔から言われており、筑波神社の境内となっており、西側は男体山、西側は女体山の二つの峰があり、美しい山です。
また最近はパワースポットとしても人気があります。
都内からもつくばエクスプレスを使うと1時間ほど。
標高もあまり高くなく、初心者でもハイキングを楽しめます!
また、ケーブルカーとロープウェイもあり、子どもからお年寄りまで様々な年齢の方でも気軽に楽しめる山として人気がありますね。
私の母は膝が悪く、階段の上り下りも難しくなって、長い距離は歩けません。
長距離の移動は車椅子を使う事も多くなってきました。
そんな母ですが、若かりし頃は、旅行が大好きで色んなところに行っていました。
先日、母から「富士山の登山は無理だけど、どこか景色の良い山に行ってみたい」とお願いをされました。
足の悪い母を筑波山に連れて行ってあげたい、歩くのは無理そうなので、車椅子でどこまで行けるのか調べてみました。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<筑波山に車椅子で>筑波山のデータ
所在地:
茨城県つくば市筑波
アクセス:
常磐自動車道「土浦北IC」から車で40分
北関東自動車道「桜川筑西IC」から車で40分
標高:
男体山 871m
女体山 877m
山頂付近までの移動手段
男体山 ケーブルカーで8分
女体山 ロープウェイで6分
問い合わせ先:
つくば観光コンベンション協会 029-869-8333
<筑波山に車椅子で>車椅子でどこまで行ける?
男体山にはケーブルカーで、女体山にはロープウェイで移動できます。
公式ホームページを見てみると
・女体山に向かうロープウェイは、駐車場から乗り場まで、車椅子に乗ったまま移動できる
・男体山に向かうケーブルカーは、駐車場から乗り場まで距離があるので、車椅子のまま移動したい場合は、事前連絡を
と書いてありました。
<筑波山に車椅子で>女体山、車椅子でロープウェイは乗れる?
筑波山ロープウェーで女体山に登るには、まず、車でつつじが丘駅まで行きます。
障がい者用の駐車場は5台、トイレは1カ所あります。
駅舎の目の前が駐車場となっているので、すぐに移動できます。
駅舎の中まではスロープを登っていきますが、この坂道は少し急な様です。
乗り場までは、エレベーターを使って移動します。
ロープウェイに乗るにはスロープ板が必要のよう、スタッフの方にお願いしましょう。
車椅子に乗ったまま、ロープウェイに乗ることができます。
山頂の女体山駅には、車椅子でいける展望台があります。
ただし、売店やトイレ、レストランやもっと広い展望台などは階段を下りた場所にあるので、車椅子での移動は難しいようですね。
また、本当の山頂へは女体山頂駅から山道を徒歩で移動する必要があり、車椅子では難しいのが実態です。
<筑波山に車椅子で>男体山、車椅子でケーブルカーは乗れる?
では、男体山にいくケーブルカーはどうでしょうか?
調べてみると、「ケーブルカーに車椅子で乗車するのは無理だ」という記事見つけました。
たしかに写真を見ても、ケーブルカーに乗るためには、階段を上らなければなりません。
ケーブルカー車両の中も、段差がありますね。
しかし、実際に車椅子のままケーブルカーで男体山の山頂付近まで移動した方もいるようです。
まず、駐車場からケーブルカーの始発駅である「宮脇駅」までは、かなり距離もあり、階段があります。
この階段は約100段!この段数を聞いて、ちょっとめまいがしました。。。
ここは、公式ホームページにあったように、事前に問い合わせると、宮脇駅の横にある、一般には解放していない駐車場を使わせてくれるようです。
ここまでのルートはかなりわかりにくいようで、事前にしっかり聞いておくことをおすすめします。
宮脇駅には、障がい者用のトイレがあります。
そして、ここからは、車椅子に乗ったまま、スタッフの方の力を借りて、乗車します。
到着した山頂駅も同じような階段構造となっているので、こちらもスタッフの方にお願いします。
男体山の山頂駅の展望台は、コマ展望台という建物の3階部分にあり、車椅子で移動することはできないようです。
また、男体山の本当の山頂までは、女体山同様に山頂駅からの徒歩が必要ですので、こちらも車椅子では難しいです。
まとめ
・筑波山は、ケーブルカーで男体山へ、ロープウェイで女体山へ行ける
・ロープウェイは、駐車場から駅まで車椅子で移動可、また車椅子のまま乗車も可能
・女体山の山頂駅には、車椅子専用の展望台あり
・ケーブルカーでも車椅子のまま山頂付近に行くことができるが、自力で行くのはかなり難しい
・車椅子でのケーブルカーの乗降は、駅舎が階段になっているので、スタッフの方に手伝ってもわらないと無理
車椅子に乗っている本人も付き添いの方もスムーズに楽に移動するには、ロープウェイで女体山に登る方がよさそうです。
トイレも完備されていますし、車椅子でも楽しめそうな場所がいくつかあります。
近いうちに、ぜひ母を連れていきたいと思います!
皆さんもぜひ、過ごしやすい秋のうちに行ってみてください^^