あなたは「夏」と言えば何を連想しますか?
私は夏と言えば、小学生の頃にカブトムシを採りに行ったことを思い出します。
朝早くから、暗ーい森の中に虫取り網を持ってワクワクしながら行ってましたね。
気がつけば、そんな私もカブトムシの採り方や育て方を子どもに教える立場になりました。
今回の記事では、カブトムシ(もしくはクワガタムシ)が好きなお子さんを持つ親御さんに「昆虫ゼリーの手作りの仕方」を紹介していきます。
市販のゼリーをそのままエサとしてあげるのはもちろん悪くないのですが、子どもがエサを手作りして飼っている動物にあげた方が、育てる大変さや楽しさを学ぶ機会になるからです。
自分で手間をかけて作ったゼリーをカブトムシがパクパクと食べてくれると、とっても嬉しいものですよ!
夏休みの自由研究にもぴったりです。
ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
(※お酒を材料として使うので、できるだけ親御さんの目の届く範囲で、お子さんだけで作らせないように注意してください)
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<カブトムシ用のゼリーを手作りしよう>カブトムシの栄養源ってなに?
前提の知識として、カブトムシが何を栄養源としているのかを知っておきましょう。
カブトムシの成虫は、主に樹液を啜って栄養を摂取しています。
カブトムシが好む、コナラやクヌギの木から染み出した樹液には、糖分が含まれています。カブトムシは、糖分を栄養源としているのです。
市販されている昆虫ゼリーは、トレハロースなどの糖分から作ったシロップを、寒天などで固めたものです。
糖分の原料としては、黒糖や果汁が使われています。
<カブトムシ用のゼリーを手作りしよう>カブトムシが好む食べ物はなに?
カブトムシは、リンゴやバナナを好みます。
リンゴは、適度な水分と栄養が取れるため、無難なエサです。
そして、バナナは水分が少なめで栄養価が高いため、カブトムシの飼育に向いています。
※バナナをあげるときは、一度にたくさんあげすぎないように気をつけてください。食べきれない量をあげたままにしておくと、腐ってしまいます。輪切りにして小さくしてからあげてくださいね。
<カブトムシ用のゼリーを手作りしよう>カブトムシにあげてはいけない食べ物は?
スイカやトマト、キュウリ、メロンなど、水分は多いけれども栄養価が低いものは与えないようにしましょう。
水分が多いと排出が増え、ケース内の衛生を考えると望ましくありません。
そして、それらの食べ物を食べても、水分ばかりで栄養を効果的に摂取できないため、カブトムシが弱ってしまう危険もあります。
加えて、蜂蜜も注意しなければなりません。
薄めて使う場合には問題はありませんが、蜂蜜をそのまま使ってしまうと、固まってカブトムシの口を塞いでしまうことがあるからです。
蜂蜜はそのままあげないように気をつけてくださいね。
<カブトムシ用のゼリーを手作りしよう>カブトムシのゼリーの作り方
それでは、手作り昆虫ゼリーの作り方を紹介していきます。
【手作り昆虫ゼリー】
ゼラチン…5g
水…150cc
焼酎…50cc
黒糖…大さじ1
水の半分(100ml)を沸かして耐熱容器に入れ、ゼラチンとよく混ぜ合わせます。
残りの材料を全て加えて、製氷皿(氷を作るトレイ)に流し込み、あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やして固めて完成です。
水を果汁ジュースに変えてアレンジしてみてもいいでしょうね!
※分量は目安です。ゼラチンのパッケージなどに書いてある作り方、分量を参考にしてください。
【樹液もどき】
水(200ml)と黒糖(100g)を混ぜて、鍋でトロトロになるまで煮込みます。
程よい粘り気が出てきたら、焼酎(100ml)と蜂蜜(大さじ2)を加えて混ぜて、出来上がりです!
※あまり強火で煮込みすぎると硬くなってしまうので、火は中火〜弱火で煮込んでください。
まとめ
本記事の内容をまとめると、次のようになります。
・カブトムシは糖分を栄養源としている
・昆虫ゼリーは、黒糖や果汁を寒天などで固めたもの
・カブトムシはリンゴやバナナなど、栄養価が高いエサを好む
・水分が多いが栄養価が低いエサは与えない
・ゼラチン(蜂蜜)、水、焼酎、黒糖があればエサは簡単に作れる
昆虫ゼリーを手作りするときには、色んなバリエーションを試して、飼っているカブトムシの好みの味を見つけてあげましょう。
そうすると、お子さんはもっとカブトムシに愛着が湧いて、飼育を楽しめますよ。
ぜひ、親子で昆虫ゼリー作りをやってみてくださいね!