秋といえばスポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、とさまざまな「〇〇の秋」がありますよね。
その中でも特に身近なのはズバリ「食欲の秋」ではないでしょうか?
秋はサンマやカツオといった海の幸や、栗やさつまいもといった山の幸も豊富に収穫できる季節です。
ですがそれだけが秋に収穫できる食材ではありません。
春に収穫されるイメージが強い野草ですが実は秋も野草を美味しく頂ける季節なのです。
今回は野草ビギナーの方でも分かりやすく、秋に食べられる野草とそのオススメの調理法をお教えしますね。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<野草は食べられる!秋編>秋に食べられる野草
ウワバミソウ/アカミズ(収穫時期4月下旬〜10月)
ウワバミソウは別名アカミズ、ミズとも呼ばれる野草です。
ウワバミソウはじめじめした日当たりの悪い場所や水辺などに生えていることが多いためアカミズを探すときは沢などの湿地帯を探してみましょう!
ウワバミソウの食用となる部分は葉ではなく茎です。
茎が固そうな場合は周りの薄皮を剥いておきましょう。
その後、塩を加えた熱湯で茎全体がきれいな黄緑色になるまで茹でれば下処理は完了です。
ウワバミソウはクセがない野草なので炒め物、汁物の具、おひたし、天ぷらとどんな調理法でも美味しくいただけますよ。
ウワバミソウ独特のシャキシャキした歯ごたえとトロッとした舌触りを楽しみたいのなら中でも炒め物がオススメです。
ヤマノイモ(収穫時期11月上旬〜翌年1月)
ヤマノイモは通称、ヤマイモ、自然薯と呼ばれる野草です。
有名な野草なので一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
ヤマノイモは里山の林道沿いや河川沿いの土手によく自生し、やや湿った土を好みます。
ヤマノイモは真っ直ぐしたに向かってイモを伸ばしていきます。
そのためヤマノイモを掘り出すためには相当の根気と道具が必要になります。
そう聞くと「そんなの無理だよ」と思われるかもしれませんがヤマノイモの食用となる部分はイモ部分だけではありません。
むかご(収穫時期10月上旬〜11月)
ヤマノイモにはむかごと呼ばれる実がなります。
こちらはヤマノイモの茎部分に実ためわざわざ土を掘り起こす必要はありません。
またこちらの実もヤマノイモに負けないくらいの味わいがありますよ。
ヤマノイモの調理法は生のまま拍子切りにしてサラダにしたり、海苔を巻いて磯辺揚げにしたりとさまざまです。
ですがやはりオススメはとろろとして食べることでしょう。
長芋よりもずっとねばりが強く食べ応えがありますよ。
むかごの調理法はご飯と酒、少量の調味料と炊き込む炊き込みご飯や煮物、てんぷらなどがあります。
むかごはホクホクとした芋のような食感が特徴的な食材なので塩茹でしてシンプルに味を楽しむのもオススメの食べ方です。
ミゾソバ(9月上旬〜10月)
ミゾソバは小川やコンクリート整備されていない用水路付近などの水辺で収穫することができる野草です。
水辺といってもウワバミソウとは異なり、日当たりの良い場所を好みます。
ミゾソバは地面を横に這い回るように茎を伸ばし、白い小花をつけるためミゾソバを見つけることはそう難しいことではありません。
調理する際は育った葉の部分でなく、えぐみの少ない新芽や柔らかい葉の部分を選んでくださいね。
調理する前には塩を入れた熱湯に軽くくぐらせた後、水に浸してアク抜きをする必要があります。
すこし面倒かもしれませんが下処理をすることでより美味しくミゾソバを味わえます。
下処理を終えたらおひたし、ごまあえ、天ぷら、などさまざまな調理方法でミゾソバを楽しんじゃいましょう!
<野草は食べられる!秋編>野草を収穫する際の注意点!
野草を食べることの楽しさは何と言っても自分が収穫したものを自分で食べることができるという点ですよね。
でもここで忘れてはいけないのは野草には毒を持つ種類があるということです。
せっかく楽しく収穫して食べたらお腹が痛い!なんて嫌ですもんね。
野草の収穫には細心の注意を払いましょう。
<野草は食べられる!秋編>野草を収穫するときの服装は?
野草は山だけでなく意外と身近な場所でも収穫出来ます。
ですが普段暮らしている場所より自然が多い場所に入る訳ですからスカートにサンダルなんて格好はやめておきましょう。
草には虫がついていることもありますし、尖ったものを踏んで怪我をする恐れもあります。
足元に注意を払っておいて損になることはありません。
まとめ
・秋はウワバミソウ、ヤマノイモ、むかご、ミゾソバなどを収穫できる
・野草を調理するときは食用できるかどうか細心の注意を払う
・収穫する時は軽装では行かない
皆さんも注意をしながら、楽しみながら、秋の野草を食べてみてくださいね!