豆苗とは何かご存知ですか?
実はエンドウマメの若い芽と茎です。
季節や天候は関係なく、種から水耕栽培できるため、スーパーではいつでも100円前後で買うことができます。
しかも一度料理に使っても、根っこを水につけておくとまた再生して2度おいしいというのは有名です。
主婦に嬉しい野菜ですよね!!
でも、結局どんな栄養があるの?
毎日食べても健康に問題ないの?
と、ふと思ったことはありませんか?
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<豆苗を毎日食べる!>豆苗の栄養とは?
パッと見、ヒョロッとしている豆苗。
本当にこれ栄養はあるのかな?
そう思っている人もいるかもしれません。
1999年に日本でもスプラウト(新芽野菜)が発売され始め、普通の家庭に広まりました。
実際私も豆苗の仲間である、ブロッコリースプラウトがテレビで取り上げられたとき初めて食べたのですが、「なんて食べ応えがないんだろう…」と思ったものです。
それに比べると、豆苗は食感があるため良いですよね!
実は野菜の中でも栄養価が高い豆苗。
ベータカロテンやカルシウム、抗酸化作用のビタミンE、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB群など、豊富なビタミンを含んでいます。
便秘がちな方には嬉しい食物繊維や、貧血予防に効果的な葉酸(妊活中や妊娠初期ではよく勧められました)もたくさん含まれています。
同じような成分を持つ野菜としては、ホウレンソウや小松菜、春菊、ニラなど。
いずれもこれら野菜のもつ栄養素は、豆苗が群を抜いています。
実はこんな細い体(?)の中にぎっしり栄養があったんです!!
また、特に毒性もなく、一日の摂取量が決まっている食べ物ではありません。
豆苗だけを食べているならまだしも、他の食事も摂っているなら、量に関して気にすることはありません。
むしろ、ローカロリー、低糖質であり、食物繊維も豊富に含まれているため、糖質制限ダイエットや便秘の方にも積極的に食べてもらいたい野菜です!
<豆苗を毎日食べる!>オススメレシピ 毎日食べても飽きない!!
まずは生で栄養を摂りたい「生豆苗×生ハムサラダ」
・生豆苗…1袋
・生ハム…好きなだけ
・ミニトマト…好きなだけ
・ドレッシング(オリーブオイル、塩、醤油、マヨネーズ)…分量はお好みで
豆苗は豆の部分より上を切り、しっかり水洗い。
生ハムは食べやすい大きさにちぎる。
ミニトマトは半分に切る。
あとはそれらをボウルに入れて、ドレッシングであえるだけ。
見た目も緑とピンクと赤がキレイだし、ちょっとしたおもてなし料理にしたいなら、生ハムで豆苗やトマトを巻いて、ドレッシングを散らしてもオシャレですね!
とにかく手軽でおいしい!「豆苗とベーコンのふわふわ卵炒め」
・豆苗…1パック
・ベーコン…4枚
・シイタケ…2個くらい
・卵…3~4個
・サラダ油orマヨネーズ…小さじ1
・コンソメ顆粒…少々
豆苗は豆上から切って、2等分に。
ベーコンは好きな太さに切る。
シイタケは薄切りに。
溶いた卵にサラダ油もしくはマヨネーズを加えて(ふわふわに仕上がりますよ)、コンソメも少々加えて混ぜる。
フライパンにサラダ油(分量外)を入れ、強火で温める。
じゅうぶんに温まったら、卵をジュワッと入れて半熟に固まったらお皿に取り出す。
同じフライパンで、ベーコンとシイタケをざっと炒めたら、豆苗を一気にイン!
強火で1分ほど炒めたら、卵を入れて、塩コショウで出来上がり!
炒める時間も短くてOKなのって嬉しいですよね。
忙しい朝や、慌ただしい時の夕食の一品としてオススメです。
私はよく朝の一品として、お味噌汁やごはんと合わせて出していますよ!
食べ応えと温かい汁で満足感「豚肉と豆苗の中華スープ」
・豚バラ…100g
・豆苗…1/2パック
・ニンニク…1個
・ショウガ…1カケ
・鶏ガラスープ…小さじ3
・水…2カップ
・ごま油…小さじ1
豚バラと豆苗は食べやすい大きさに切る。
ニンニクはすりおろし(チューブでも可)、ショウガは千切りに。
鍋にごま油を入れて、ニンニク&ショウガを熱する。
(熱しすぎるとパチパチはねるので注意!)
香りがたったら、豚バラを炒めて、色が変わった時に、豆苗をざっと入れて炒める。
あとは水と鶏がらスープを入れて、沸騰したら火を止めて。
仕上げはごま油をひとたらしして完成!
シャキシャキ感が好きな方は加熱短めで。
加熱すると流れてしまう栄養素も逃さずゲットできますね!
豚バラと豆苗で歯ごたえもあり、温かいスープは満足度高いですよ。
主な栄養素であるビタミンは加熱すると栄養が壊れてしまうので、生で食ベるのが一番です。
ただ、ちょっと豆というか、青臭い香りがするので、苦手な方もいるかもしれません。
ベータカロテンは油との相性がバツグンなので、加熱調理しても。
栄養も吸収しやすく、美味しくいただけますよ!
<豆苗を毎日食べる!>2回目以降は本当に育つの?
豆上部分を切っても、容器(私は肉などが入っていた白いトレイを洗ったものを使っています)に水を張り、根をつけておくとアラ不思議!
スクスク上に伸びて行ってくれます。
私の経験上は2回目までの採取が限界だったのですが、世の中には3回、4回と再生させられる猛者もいるようです。
育てるポイントは3つ。
・水につけすぎない
根腐れしてしまうことがあり、カビや変色の原因になります。
根っこだけが水につかる量までにしてくださいね。
・1日1回は水を替える
夏場は2回以上がベストですよ。
普通の水道水でOK。
ココを怠ると、藻が発生したりします。ヒャー!
・日当たりのいい室内で育てる
日陰で育てても、育つ速度は遅く、ヒョロヒョロな豆苗になってしまいます。
ですが屋外だと天気に左右されるため、できれば日光の当たる室内が一番適しています。
自宅で栽培する場合は雑菌が付きやすいので、2回目以降はできれば加熱した方がいいです。
3度、4度と収穫も可能ですが、だんだん栄養はなくなっていきますし、茎も見るからに細くなります。
まとめ
・豆苗はエンドウマメのいわば赤ちゃん!!
・安いのに、野菜の中でも栄養価はトップクラス
・栄養的に食べすぎるということはないので、毎日食べてOK!
・生でも炒めてもスープでもイケる!万能食材
・太陽と水で復活!にょきにょき伸びる姿が可愛い
クセが少ないので、どんな調理法でも美味しく食べられる豆苗。
安くて安定していて、なおかつ栄養も摂れる、しかも何度も楽しめます!!
主婦には絶対見逃せない野菜ですよね^^