今や冷蔵庫や冷凍庫は一般家庭には欠かせない家電製品の1つです。
そうそう買い替えるものでもないですが、突然不調になったり故障したりということは、聞いたことありますよね。
夏場壊れてしまうとかーなーり困る家電ですが、冬に冷凍庫が冷えなくなった場合、一体何が原因なのか?
庫外は暑くないので、急を要するわけではありませんが、故障の前触れなのか?
はたまた故障なのか?
その際自分でできる対処法はあるのか?などを調べてみました。
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
冬に冷凍庫が冷えない! 半ドアかも・・
ウソでしょ!と思うかもしれませんが、結構みんなやっている原因の1つです。
つまり、ちゃんと閉められていなかったせいで、冷気が逃げて、冷えなくなっているパターン。
夏なら冷蔵庫のまわりがひんやりしていたら「あれ?どこか開いている?」と気づくこともできるかもしれません。
でも冬だと、そもそも空気が冷えているので気づきにくいです。
知らず知らずのうちに半ドアのまま、もし一晩経ったら…部屋の温度にもよりますが、中のものはぬるくなってしまっているでしょう。
長く使っていると、扉のマグネットの部分が弱くなったり、雑に閉めるとその反動で開いてしまったりします。
【対処法】
これはもうちゃんと閉めるに限ります。
きっちり閉めたことを確認するだけで面倒なことが回避できるので、お忘れなく!
特にお子さんがいる場合、この閉めもれは多いので気をつけましょう。
冬に冷凍庫が冷えない! 強モードで霜が出来てる?
年々夏は暑さを増しています。
冷房なしでは熱中症になりかねないほどの暑さですよね。
当然冷蔵庫も、節約を意識して冷却器を「弱モード」にでもしようものなら、ほとんど冷えません。
夏は「強モード」で暑さに負けずに冷やしましょう。
しかしここで落とし穴があるのです。
夏は徐々に秋、冬と移り変わります。
しかし冷蔵庫の冷却レベルは「強モード」のままであることを、一体どれだけの人が覚えているでしょうか。
設定は強モードのまま、冬を迎えている人も実はかなり多いのです。
そうなると、冷却器周りに霜がつきます。
一度付いた霜は周りを覆うようにつき、庫内を狭くします。
ぱっと見だと霜がついていることで「冷えているな」と思うかもしれませんが、実は逆なのです。
霜は0度、冷却風は-20~30度。
つまり冷やそうと冷たい風を送っても、周りに付いた霜が邪魔をしてしまって冷えないのです。
かまくらって冷たい風をシャットアウトしますよね。それと同じです。
【対処法その1】
とにかく霜を溶かしきること。
冷蔵庫の電源を一度切って、2、3日もすれば霜は溶かせます。
その後再度冷蔵庫の電源をいれて冷やすという手順が一番確実です(冷やすのにも1日かかります)。
霜が水分になってでてくるので、シートや新聞紙を敷いて、しっかり準備してからやりましょう。
時間がかかりますが、素人でも確実にできます。
【対処法その2】
もっと早くできないの!?というあなたには、
霜をヘラで物理的に取り除く方法をオススメします。
対処法その1よりも短時間でできますし、道具もヘラがあればOK!
ヘラがなくても、それっぽいものなら代用可能です。
私も過去に木べらで代用したことがありますが、コツをつかめば意外と楽しいですし、取ったあとは不思議な達成感がありますよ!
取れた霜や氷は一旦バケツにでも入れて、洗い場で溶かせばいいので水浸しになることはありません。
何より、一度電源を落としてしまうと冷凍庫のみならず冷蔵庫も中のものを取り出したり保冷剤を入れたりと大変ですが、この対処法その2だと、冷蔵部分はそのままで済みます。
【対処法その3】
電源を落としても時間がかかる、ヘラも歯が立たない…そんなときに便利なのがドライヤーです。
冷凍庫内の中身をすべて出して、温風を当てましょう。
ポイントは霜が全部溶けるまで全体的に当て続けるのではなく、冷凍庫の壁と霜の間を重点的に温めてください。
すると隙間ができるので、そこに【その2】でやった方法を実践です!
ヘラが霜と壁の間に入れば、少しずつ剥がしていけるので、これを繰り返してください。
くれぐれも冷却器付近にドライヤーの温風を当てたりしないように気をつけてくださいね!
機器やセンサーが壊れてしまうと、素人では直せません。
冬に冷凍庫が冷えない! 故障もしくは寿命かも・・
上記の原因ではないのに、冬で冷凍庫が冷えない…そんな場合は故障か寿命の可能性が高いです。
故障だと、ドアのパッキンが劣化して変形していたり、庫内の温度を調節する機器(サーモスタット)が故障していたり、心臓部である機器(コンプレッサー)が故障していたりする場合が考えられます。
ドアパッキン程度なら、部品取り寄せで素人でも直せる可能性はありますが、その他の故障に関しては、おとなしくプロにお任せしましょう。
ただ、部品費用や修理技術費、出張費などがかかりますので、あまり高額になるようなら、使用年数と照らし合わせて買い替えの方がいいことも。
いい機会ですから、一度検討してみてください。
現在は冷蔵庫の寿命は9年(メーカーによる補修用性能部品の最低保有期間という意味で)となっています。
もし9年以上経っての不具合なら寿命ということも考えられます。
いずれにしても、電化製品は日々最新テクノロジー&エコ機能が搭載されているので、性能や月々の電気料金も含めて、買い替えを考えてみましょう。
まとめ
・冷凍庫の冷えない原因は主に4つ
・半ドア、霜、故障、寿命が原因
・故障の場合はプロに任せよう
・使用年数9年以上なら買い替えも要検討
冬は冷凍庫が冷えなくても夏に比べて困りません。
ですが、それを「まだ使えるし、まだ冬だし」と先延ばしにしていると、あれよあれよという間に夏が来ます。
夏に慌てて冷蔵庫やエアコンの修理に出す人は多いので時間がかかります。
ぜひ今のうちに直して暑い夏に備えましょう!!