牡蠣って美味しいですよね!
生牡蠣、蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣鍋等色々な食べ方があります。
牡蠣料理を楽しめる反面、牡蠣を食べるとたまに嫌な事が起こることがあります。
牡蠣にあたることがです。私は何度もあります。
下痢や発熱、悪寒、蕁麻疹などの症状でめちゃめちゃ苦しみます(笑)。
でも冬場になるとなぜか食べたくなってしまいます。
牡蠣にあたる原因は何でしょうか?
また、時々話題になる「牡蠣にあたらない血液型」はあるのでしょうか?
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
牡蠣にあたらない血液型を語る前に・・牡蠣にあたる原因は?
なぜ牡蠣にあたるのでしょうか?原因は大きく4つあります。
①アレルギー
②貝毒
③腸炎ビブリオ
④ノロウイルス
です。
アレルギーが原因の場合の症状は、腹痛と吐き気がほとんどになります。
症状が酷い場合、アナフィラキシーショックを受けて死に至る場合もあります。
自分がアレルギーを持っているかは調べることができますので、もしアレルギーを持っていれば食べないようにしましょう。
牡蠣にあたった原因が貝毒の場合の症状は、貝が食べるプランクトンによって違いますが、3日間ぐらい下痢や嘔吐などの症状が続きます。
めったにありませんが、もっと有害なプランクトンの場合、神経系の病気になり命を落とすこともあります。
貝毒は加熱しても毒は消えることありません。
万が一、貝毒が原因であたってしまうとちょっと運が悪かったってことです(笑)。
原因が腸炎ビブリオの場合の症状は、腹痛と下痢、嘔吐と発熱を引き起こします。人から人に移ることはありません。
保存状態が悪かったり、生ものをおいたまな板から菌が入ってきますので保存状態に注意し、まな板をきれいにすることで防ぐことができます。
そして1番多い牡蠣にあたった原因がノロウイルスです。
牡蠣を食べてだいたい1日から2日後にいきなり症状がでてきます。
人から人にもノロウイルスは移ります。
症状は、腹痛と嘔吐、下痢が多いです。
牡蠣にあたったのが治っても便の中にウイルスが残っているので注意が必要です。
ノロウイルスは加熱処理に弱いので、加熱して食べると大丈夫です。
早く直すためには水分補給も欠かさないようにしましょう。
牡蠣にあたらない血液型は?
牡蠣にあたらない血液型はあるのでしょうか?牡蠣にあたる主な原因はノロウイルスでした。以前ABO式でノロウイルスの感染率を調べたところ、B型とAB型がかかりにくいという事が判明しました。
牡蠣にあたらない血液型はB型とAB型ということになります。
本当なのでしょうか?
結論を言うと、昔は本当で今は嘘ということになります。
実はノロウイルスは毎年毎年変異しており、「A型の人には感染しにくく、B型の人には感染しやすい」「O型の人は感染しにくく、A型の人には感染しやすい」など色々なタイプがでてきており、ノロウイルスのタイプが増えてきているのです。
子供の頃から風邪は何回も引いてきましたよね。
その風邪の原因の中にもノロウイルスの菌は入っています。
1度かかるとその菌に対する免疫ができます。
だから、1度かかると同じウイルスにかからなかったり、かかったとしても症状が軽く済みます。
しかしノロウイルスが変異しますとその免疫は一切効かなくなります。
つまり、言い換えると、牡蠣の持っているノロウイルスが昔かかった風邪と同じものだったら、牡蠣にあたることは無いか、牡蠣にあたったとしても症状は軽いです。
ただノロウイルスの菌が変異していた場合、牡蠣にあたる可能性はでてきます。現在は、牡蠣にあたらない血液型はありません。
まとめ
・牡蠣にあたる原因の主なものはノロウイルス
・ノロウイルスは風邪の菌と同じ
・牡蠣にあたるあたらないはノロウイルスに対し免疫があるかどうかで決まる
・牡蠣にあたらない血液型は現在は存在しない
これからの季節、ノロウイルスに気をつけて、美味しい牡蠣料理を楽しみましょう!