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おでんは外国人には不評、って本当?

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私たちが「美味しい」と思う食べ物が、どの国の人たちにも受け入れられるわけではありません。

例えば、ひとえにチョコレートといっても、国によって味が違います。

海外帰りの同僚が、会社の中でチョコレートを配ったりする事があるんですが、外国産の味は・・・私には合いませんでした(苦笑)。

食感も心の中では「・・・微妙」と思ったのですが、何よりミントっぽい味が、ミントを普段から避けている私にとってはダメのオンパレードでしたね。

でも、その国ではその味が当たり前。

それって、自分の国に来た外国の人たちにとっても、同じ事なんですよね。

日本人にとって慣れ親しんでいる味も、外国人の母国にない食べ物であれば、受け入れ難かったりもする。

今回は、そんな食べ物のお話です。

日本の定番料理ともいえる「おでん」。

私も好きで、秋から春にかけては我が家のテーブルに定期的に登場しちゃっているのですが、実はおでんを苦手な外国人が、結構多かったりするんです。

その理由を知った上で、美味しい「おでん」を楽しめる術はないか?

といったテーマでお届けします!

<おでんは外国人には不評?> 不評の理由は?

私たちにとっては、「昆布・鰹節」などで出汁をとった和食の定番の味付けも、外国人にとっては慣れ親しんでいない事が、おでんの不評な理由です。

日本人には海産物を生で食べる習慣があるので、和風出汁の味に生臭さを感じはしませんが、その習慣がない国の人にとっては、「・・・癖がある」と感じるそう。

そこに、魚の練り物も豊富に入っていれば、躊躇してしまうのも無理はありません。

さらに、外国人にとっては、そもそも「鍋料理」が苦手だったりもするのです。

大きな鍋に張られた液体に、具材が「ひっちゃかめっちゃか」浸かっているように見える光景。

そこに、和食の色味は、どちらかといえば地味な「茶色系」とも見え、食欲が上がらない事も。

既に不評だらけなのですが、少し崩れているくらいが美味しいとも言える大根の姿が「・・・ぐちゃぐちゃ」しているように見えてしまうのも、ダメなのだとか。

それを和気藹々と大勢で囲み「皆でひとつを食べる」ような光景も、衝撃なんだそうですよ。

<おでんは外国人には不評?> 外国人の友人と美味しさを共感したい

私たちからすれば「食わず嫌いは良くないよ!」と言いたくなるくらい、おでんの外国人受けは、見た目から既に「NO」とされてしまっている・・・残念な結果(苦笑)。

でも「味付け・具材選び・盛り付け方」を、外国人向けに歩み寄ってあげる事で、一緒に美味しさを共感する事も出来ます!

 

・味付け

外国人受けする日本のメニューとして「ラーメン」があります。

魚出汁の茶色味とあまり変わらない気がしますが、「鶏がら出汁」で代用する事で、他国の舌に歩み寄る事が出来ます。

知人の旦那さんに外国の方がいますが、スープ系のメニューはコンソメの素を使うか「肉or野菜」で取る出汁をよく使うと言っていました。

それを参考に、多国籍で囲む日は「オリジナルおでん」でいくのもオススメです。

 

・具材選び

肝心の具材においても、煮えて柔らかくなった大根に加え、昆布巻きなどもNGという人が多いんです。

でも、外国人だけでなく、日本人においても箸が進まない具材はありますよね?

私はトマトが出汁に浸かっていたら、避けてしまいます。

生のトマトも焼きトマトも好きですが、鍋類にトマトが入っているのは生理的に無理で・・・。

という事で、あらかじめ「好きな具材」を聞いておくのもベストです。

私の周りでは「じゃがいも・厚揚げ・ロールキャベツ・ウインナー・厚焼き玉子」あたりは、外国人受けが良いと言われていますよ?

 

・盛り付け方

外国は、みんなで「つつく」ような習慣がないので、鍋をどーんとテーブルの真ん中に出すのではなく、ちょっとオシャレな器に少しの具材を乗せて、「ポトフ似」な姿で並べましょう。

おでんや、鍋メニューと相性の良いお皿としては「陶器類」がオススメ。

本来のおでんの楽しみ方としては、具沢山も魅力の1つなのですが、多国籍思考に歩み寄るために、別メニューに添える程度の「シンプルさ」で振る舞う方が良いでしょう。

<おでんは外国人には不評?> 自分の「好き」だけを押し付けない

なんだか、もはや「それ、おでんじゃないじゃん?」と言われてしまいそうですが、自分たちの「好み」を押し付けてしまうのは・・・間違っていると思うんです!

日本に定着している外国生まれのメニューだって、本場とは別物と言われているんですよ?

何かのテレビ番組で、イタリアンメニューが日本で「これが本場の味でしょ?」と広まっているものが、現地では「そうではないよ?」というのが多いと知った時は、ちょっと衝撃でしたし。

中華料理だって、本場のものよりも「日本人嗜好」に合わせて、味付けや辛さを調整していますよね。

つまり、「おでん」というものを知ってもらい、親しんでもらいたいのなら、「外国人嗜好」に歩み寄る事は大切なんです。

慣れ親しんでいない食べ物は、誰だって躊躇してしまうものです。

そこを、いきなり100%本場の味を押し付けてしまうのは避け、相手に「どうやったら美味しく食べてもらえるのか」を考える事が大事なのではないでしょうか。

まとめ

・「おでん」の不評さは「見た目・味」が、実は癖があるものだから!

・外国人向けの「味・具・盛り付け」に変える事も、美味しいを共感する方法!

・日本人の当たり前だけを、外国人に押し付けるのは間違い

自分たちばかりが、美味しいと思っているだけでは、グローバルな食卓は囲めません。

少しでも日本のソウルフード「おでん」を知ってもらいたいのなら、少し似せた形から始めてみましょう。

いつか日本の味に慣れてくれた時に、正真正銘のおでんを振る舞っても良いのではないでしょうか^^

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