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冬山登山の難易度は想像以上! 冬山初心者にお勧めの山を紹介

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白銀の世界、人気のない静けさ、いつもの登山では得られない達成感。

そういった魅力が、冬山登山にはあります。

しかし、通常の山と比べて冬山は難易度が倍増します。

私は大学生の頃、親に連れられて初めて冬山に行ったのですが、そのときの辛さと感動は忘れられないものがあります。

まず、とにかく寒かったです。それなりに着込んで行きましたが、震えが止まりませんでした。

そして登り始めると暑い。でも脱ぐと寒い。そんなことを繰り返していました。寒さでめちゃくちゃ鼻が痛かったです。

しかし、初めて経験した「全てが雪に覆われた世界」の美しさは、筆舌に尽くしがたいものがありました。リスクを背負ってでも行く価値がそこにはありました。

「普通の登山には慣れてきたし、そろそろ冬山に行ってみようかな」

そんな風に思っている方がいることと思います。

本記事では、初めて冬山に行く上で気をつけるべきポイントと、冬山初心者でも登りやすい難易度の山を紹介していきますので、参考にしてくださいね。

 

※当ブログでは、以下記事も紹介しています。

お遍路、冬の服装ポイントと覚えておきたい心構え

<冬山登山は難易度高し!>ポイント①必要になる装備や道具が違う

まずは何と言っても防寒対策。

低体温症や凍傷の危険から身を守るためには、しっかりと防寒対策をしなくてはなりません。

・防水・防風性能があり、耐久性の高いハードシェルのアウター

・休憩時や悪天候、高所で必要になる保温性能の高いダウンなどのインシュレーション

・行動時のメインウェアとなる保温性と透湿性の高いフリースなどのミドルレイヤー

・汗で濡れても保温性能が落ちないメリノウールなどのベースレイヤー

・頭、首、手、足の末端の熱を保ってくれる末端ウェア

そして、ウェアだけでなくギア(用具)も必要になります。

・保温性が高くGore-Tex素材でアイゼン取り付け可の冬靴

・パンツと靴の隙間から雪が侵入するのを防ぐゲイター

・靴に装着して雪上を安定して歩けるようにするためのアイゼン

・滑落の危険から身を守るピッケル

・雪上でもバランスを取って歩くためのストック

・雪による太陽光の照り返しから目を守るためのサングラス

・足が雪に埋もれるのを避けるためのスノーシューやワカン

全て揃えるとかなりお金がかかることを覚悟しなければなりません。

命に関わることなので、ケチらない方がいいでしょう。

<冬山登山は難易度高し!>ポイント②急な悪天候による視界不良

雪が降り積もっていると、通常の登山道が分かりません。

登山者を導いてくれる標識が見えなくなっている場合もあります。

そして、天気が急変しやすい山の上ですから、急に吹雪いてくることもあります。

5mほどしか視界がきかなくなってしまうことも覚悟しておいた方がいいでしょう。

ホワイトアウト(視界が白一色になる)も注意が必要です。

なので、行ったことのない山にいきなり冬季登山することはお勧めしません

加えて「行き慣れている山だから大丈夫」という過信は禁物です。

別世界だと思って臨みましょう。地図とコンパスの使い方を心得ておくと安心です。

<冬山登山は難易度高し!>ポイント③雪庇、クレバス、雪崩

雪山には様々な死の危険が潜んでいます。

雪庇

地面がないところにまで雪が伸びて降り積もっていて、そこに乗ると踏み抜いて滑落する。上から見分けるのは困難。

クレバス

雪渓にできた割れ目。底まで10mくらいの深さがあったりする。上に雪が降り積もっていて隠れていることも。

雪崩

気温の上昇などにより発生する。一度雪崩が起きた地帯は再び起こる可能性が高いので避けなければならない。

これらの危険と隣り合わせであることを知っておかねばなりません。

冬山経験者と同行するなどして、身の安全を守りましょう。

<冬山登山は難易度高し!>冬山入門にお勧めの低難易度の山

北横岳(長野県八ヶ岳)標高2480m

冬季でもロープウェイが利用でき、標高2200mから登り始められます。

山小屋も営業しており(営業日は要確認)、人も割といるので安心ですね。

手軽に登れるので、入門に打ってつけです。

入笠山(長野県南アルプス)標高1955m

交通のアクセスが良く、ゴンドラで山頂付近まで行けます。

スキー客で賑わっており、駐車場は早めに埋まってしまうため注意が必要です。

愛鷹山塊越前岳(静岡県)標高1504m

雪山と言うほど雪が積もっていないことがありますが、お手軽ながら富士山と駿河湾が見られる、眺望の良い山です。

まとめ

・冬山は難易度が高く、専用の装備が必要

・登山道が雪で覆われて迷いやすいため、経験済みの山に行くべき

・雪庇やクレバス、雪崩の危険を知っておくことが重要

・北横岳、入笠山、越前岳は冬山初心者にお勧め

 

難易度の低い山で経験値を積み、少しずつグレードアップさせていくことをお勧めします。

冬山は危険ではありますが、その美しさは目を見張るものがあります。

しっかり準備して冬山を楽しんでくださいね!

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