小学校6年生、中学校3年生になると、卒業文集の制作に取り掛かります。
私の場合はどちらの時も何を書けばいいんだろう…?と結構悩んだ記憶があります。
思い出も色々あるようで、いざ文字にしてみると上手く書けなかったり、どんなふうに書いたらいいのかもわからなくなったり。
ただでさえ書くのが難しい卒業文集ですが、不登校の場合はどうなのでしょう。
通学していないのだから思い出もみんなより少ないでしょう。
でも、卒業文集も書くように言われることがほとんどです。
そこで、不登校でも絶対に卒業文集は書かなくてはダメなのか?先生はなぜ不登校の自分に卒業文集を書いてほしいのか?もし書くならどんなことを書けばいいのか?ネタ3選をご紹介します!!
※当ブログでは、以下記事も紹介しています。
<不登校で卒業文集・・> 書かなきゃダメか
不登校だと卒業アルバムに乗る集合、写真は端上に切り取って載せられます。
学期途中で転校したり、撮影日に欠席しても同じ扱いです。
私が中学の時は同じクラスに不登校の友達がいて、やはりそのように顔写真が載っていました。
では、卒業文集はどうだったのか?というと、その友達のページには手書きで丁寧に書かれた1ページが。
そう、同じ文集に載っていたんですね。
その友達は結構仲がよく、不登校になってからもメールでやり取りしていたので聞いたことがあるのです。
「卒業文集書いたんだね!書かなくていいのかと思ってたよ(笑)」と送ったところ、「私もまさか書くなんて思ってなかったんだけど、先生が来て頼んでくるから、書くことにしたんだー」と返信が。
調べてみると不登校でも、先生から卒業文集は書くように言われる子が多いようです。
でももちろん「書きたくない、書かない!」という子もいます。
絶対書かなくてはいけない、書かないと卒業できないわけではないので安心してくださいね。
<不登校で卒業文集・・> 先生はなぜ書いてほしいのか
不登校という事はいい思い出があまりないわけです。
「何でもいいから思う事を書いてみて」と言われても…と思いますよね。
一度断っても何度も書くように言われることも多いようです。
それはなぜなのでしょう。
まず、担任の先生は自分のクラスを笑顔で全員送り出したいと考えます。登校していても不登校でも、です。
卒業文集は後々読み返すことになります。
そんな時懐かしく思ったりすることすらできないのはさびしい。
今はまだ行きたくない、思い出なんてないし振り返りたくない、という気持ちが強くて、ピンと来ないかもしれません。
でも、大人になったり、恋人ができたり、子どもができたとき、卒業アルバムや卒業文集ってなぜか盛り上がるアイテムです。
そんな時「ないんだよね」と言ってその後の言い訳をするより、今書いておいた方が楽なのではないでしょうか。
あとは、義務感というか、体裁を取り繕いたいという気持ちもあるでしょう。
担任として、うちのクラスだけ、1人欠けた卒業文集を出したくない、とも思っているはずです(でなければしつこく言わないはずです)。
色んな先生がいます。
でも、先生なりにあなたのことも考えて、卒業文集を書くことを勧めているのでしょう。
その気持ちに答えたいと思えば書けばいいし、それとこれとは別だと思えば書かなければいいのです。
<不登校で卒業文集・・> 不登校だし思い出なんてない… そんなあなたにオススメのネタ3選
【ネタその1】「将来の自分について」
よく書いてある内容として、今までの思い出のほかに、将来の自分についてのことを書いている人がいます。
これなら今までの学校生活は関係なく書けます。
将来なりたい理想像や、行きたい学校、つきたい職業など。
あくまで今の時点での希望ですし、なんでも書いてしまえばいいんです。
みんな案外自由に書いています。
どうやってその職業につくのか?そのためにはどうしたらいいのか?なんて突き詰めて書いている人はほぼゼロ。
こうなったらいいなーくらいの気持ちで書けばOKですよ!!
このネタは不登校でなくても書いている人が結構いるので、卒業文集中でも浮かないのでオススメです。
【ネタその2】「今の自分が興味あること」
これはもう旬が命です。
あとから見返した時に「この時こんなのが好きだったんだー」と思えるので、割と楽しいんです。
将来の自分について書くと、見返した時「この時思っていた自分になれているのかな?今の自分は…」とブルーになることもありますが、この場合はなし!
気になるアイドルについて熱く語っても良いし、やりこんでいるオンラインゲームについて詳しく書きまくっても、良いんですよ。
私の中学の卒業文集ですごく心に残ったのは、一人の男子のページでした。
特別仲がよかったわけでもないのですが、その子は今自分がすごく興味がある「DJ」について熱くイラスト入りで語っていました。
他の男子が、学校行事や部活の思い出、これからの将来について書いている中、珍しく見えて、ちょっとかっこいいなぁと感じたのを今でも覚えています。
【ネタその3】「正直な今の気持ち」
これは結構勇気がいるかもしれませんね。
最後だし、今の気持ちを書いておきたいと考える人もいるでしょう。
学校にいい思い出がない、むしろ嫌な思い出ばかり。
それでも連絡を取り続けてくれる友達もいて嬉しかったとか。
学校には行けなくなったけど、家で色んなことをやっているとか。
もしかしたら先生には却下される内容かもしれません。
書き直しや追加をされる可能性もあります。
でも不登校の今思う事は、今しか書けません。
思い切って書くのも良いと思いますし、みんな気になっているんじゃないかなぁと思います。
まとめ
・卒業文集は書いても書かなくてもOK!
・先生は、良くも悪くもあなたのことを想っている
・卒業文集ネタは、「将来」「今興味があること」「今の気持ち」など
大事なのは書くべき?や書かないべき?ではなくて、自分で考えて、どうしたいのか決めること。
ちゃんと悩んでどちらか決めたら、きっとそれは学生時代の立派な思い出の1つになりますよ^^